令和7年度 三重県立盲学校「公開講演会」のおしらせ
令和7年度 三重県立盲学校「公開講演会」のお知らせ
本校では、視覚に障がいのある児童生徒の理解と支援のため、公開講演会を開催
します。今年度は、盲学校の理科教諭として約30年勤務された後、実践をもとに筑
波大学教授として後進の育成にあたられ、現在も「科学へジャンプ」や講演、盲学校関
係の研究会の助言等でご活躍されている、鳥山由子氏にご講演いただきます。
参加方式は、Zoomによるオンラインと対面のハイブリッドとしております。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
1 日時 令和7年8月8日(金) 13:00~15:00
2 実施形態 Zoomによるオンライン視聴と対面によるハイブリッド方式
3 講師 鳥山 由子 氏
4 内容 「視覚障害児童の特性に配慮した教科の指導」
5 申し込み・問い合わせ
- 申込締切 令和7年7月18日(金)
- 申込方法 別紙申し込み用紙にご記入の上、メールに添付してお申し込みください。
- 問い合わせ先
三重県立盲学校 研修部 林 美佳
TEL 059(234)2249(高等部)
E-mail hayashi.m@mxs.mie-c.ed.jp
※講演は教職員対象です。
※定員に達した場合は、参加をお断りすることがあります。
※オンライン参加を希望された方には、後日アクセス情報(ミーティングIDやパスコード)等の詳細をメールにてご案内します。
※当日の気候状況等により中止とさせていただく場合がございます。 本校HPにてご確認下さい。
http:// www.mie-c.ed.jp/sbmie
サマースクールのご案内
サマースクールのご案内
見えにくさがある仲間と、わかる!できる!おもしろい!体験をしませんか?
日時 令和7年7月24日(木)9:30~11:40
場所 三重県立盲学校
対象 三重県に住む視覚に障がいがある児童生徒
内容 サウンドテーブルテニス体験、音楽的な活動、図工・美術的な活動、理科的な活動、理療科体験(あんま・マッサージなど)
参加希望の方は、盲学校までお問合せください。
059-234-2188
締め切り6月27日
校内弁論の会
6月13日(金)に校内弁論の会がありました。 盲学校では大変歴史のある取り組みで、全国大会は今年第93回となります。 今回は13人の弁士が自分の思いを全校の聴衆の前で語りました。 多くは文章を暗記し、心を込めて語ります。中には抑揚や身振りをつけて語る人もいました。 本校で学習して漢字が読めるようになったことがきっかけで、読書が大好きになった、 コンクールを前に緊張と頑張る気持ちが交錯する様子、卒業に向けて自分の行動を変えようとしていること、 大好きな落語のこと、などなど、会の主旨である「自分の心を自分のことばで伝えていく」のとおり、一人一人が、自分のことばで今の自分の思いをしっかり話していて、聞き手の心に響くすばらしい弁論の会となりました。
蚕が来ました!!
小学部3年生がJAみえなか郷土資料館に社会見学としてお邪魔し、蚕の飼育の仕方やえさの桑について 丁寧に教えていただきました。また、絹糸の生産について、当時の道具なども触らせていただきました。 理科と社会の学習が一度にできました。 写真1 三重盲にやってきた蚕7頭です。 私たちにとって大切な生き物である「蚕」は、「匹」ではなく「頭」と数える、と教わりました。 耳を澄ますと葉を食べる音が「しゃくしゃく」聞こえます。児童は、手の上にのせて動く様子や、頭とお尻の位置を触って確かめていました。 触った感じが青虫よりずいぶんわかりやすいそうです。 写真2 桑の葉もたくさんいただきました。 蚕は新鮮な葉しか食べないそうです。たくさん食べて元気に育ってほしいですね。
竪穴住居完成!
高等部の社会科で縄文時代の学習として制作していた竪穴住居が完成しました。 担当教員で仕上げを行った後、久しぶりに模型と対面します。 写真1 机に置かれると、一斉に手を伸ばし一人一人確認します。 「床の感じがすごくリアルですごい!」などの声が上がっていました。写真2 竪穴住居の入り口から中の様子を触って確かめます。
写真3 生徒のアイデアで、中には灯りが仕込まれています。
どうやって寝ていたのだろう、とか、お風呂には入っていたのだろうか、など たくさんの疑問がわき出ていました。これからの学習で探っていくといいですね。
液体の性質と色
今日は、理科でこんな実験をしていました。 写真1 試験管に入った色水と「感光器」 試験管が6本、それぞれに赤や紫、青や暗い色の液体が入っています。色水は、別の授業で違う生徒が作ったそう です。右手前の黒い箱状の「感光器」を使って、友達が作った色水の違いを音で確かめます。写真2 「感光器」の先を色水に近づけて音を確認します。 「ぴー」と高い音が出たり、「ブーン」と低い音が出たりします。音がするたび、生徒たちは「高いな」 「低いな」「ちょっと聞こえにくい」などと確認しあっていました。
この後、お酢やレモン汁を加えると音が変わる、つまり色が変わることを「感光器」を使って確かめていました。 とても耳を澄ませて、集中して音を聞き、確かめ合っていました。
ALTと外国語活動
週1回、本校にALTの先生が来てくださり、各学部の英語の授業などで ネイティブの「話す」「聞く」を体験しています。 写真は、英語の歌をたくさん歌った後の活動の様子です。 写真1 好きな食べものについて絵カードを使ってお話しています 絵カードには、点字でものの名前がかいてあります果物やクッキーはみんな先生たちにあげて、大好きなice creamと pokkyだけ集めていました。絵だけどおいしそうです。
ペットボトルキャップ回収キャンペーン
昨年度1学期末、たまたま本校にたくさんたまっていたペットボトルキャップを 寄贈したら、先にキャンペーンに取り組んでいた南郊中学校生徒会の皆さんに すごく喜んでいただき、感謝状をくださったことがきっかけで、 本校でも生徒会中心に取り組み始めました。 写真1 集まったペットボトルキャップ 今年度は、早くから積極的に呼びかけたおかげで、ずいぶんたまってきています。生徒会長は、今後寄宿舎で聾学校の生徒たちにも呼び掛けたい、と話していました。 たくさん集まるといいですね。
優勝!東海地区盲学校第26回フロアバレーボール大会
5月31日(土)、静岡県袋井市のエコパアリーナで東海地区盲学校第26回フロアバレーボール大会が開催され、 本校他東海地区の6校が熱戦を繰り広げました。 写真1 トーナメント表本校は、1回戦で対浜松視覚特別支援学校と対戦、セットカウントこそ2対0でしたが、 浜松勢のアタック力は鋭く、2セット目はジュースの応酬となりました。13対11で 何とか勝ち切りましたが、緊張感あふれる素晴らしい対戦でした。 2戦目の相手は岡崎盲学校、白熱したラリーが続く接戦で、2セット目終了時に セットカウント1対1で残り時間が3分を切っていたため、それぞれの合計得点の 18対16で、辛くも本校の勝利が決まりました。 そして決勝戦、対戦相手は岐阜盲学校でした。岐阜盲は、本来6名のところ5名で 勝ち上がってきた強さのあるチームです。 写真2 決勝戦前のプロトコール(公式練習)
決勝戦では、1セット目の途中、本校のエースアタッカーが体調を整えるため一時退場し、 はらはらする場面がありましたが、残りの5人で何とか踏ん張りました。2セット終了時に セットカウント1対1、しかも2セット目は本校が落とし、3セット目も先に相手に 4点先取されるというよくない流れがありましたが、そこから粘りを見せ、 6連続ポイントをとって、優勝を勝ち取りました。 本校の選手たちは、練習で積み上げてきた、確実なサーブを試合で発揮でき、 また、前衛と後衛の連携は練習以上の力を発揮していました。 東海地区全体のレベルもすごく上がってきていて、どの試合も見ごたえのある素晴らしい対戦でした。 写真3 MMFV(三重盲フロアバレー)コール もし勝ったら、円陣を組んで「MMFV」コールをしよう!と話していたのが実現しました!!
全国大会は、8月19日~21日、札幌で行われます。みなさま、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
お話の会の練習
5月最後の金曜日の今日、運動場の水槽にこんな花を見つけました。 写真1 直径12cmほど、中央から花弁がたくさん広がる半球状の黄色い花が運動場の水槽に浮かんで咲いていました。花の近くに2匹ほど、頭から尾までが10cmほどの白に赤の模様が少し入った金魚が泳いでいました。 びっくりです。 そんな、少し夏の気配が近づいてきた今日は、来週の「お話の会」に向けて、小学部が体育館で練習をしていました。 「お話の会」とは年に1回、盲学校で開かれる、お話の発表会のことです。 自分のお話したい内容を4~5分にまとめて、中には暗記して表情豊かに語る人もいます。 写真2 よくとおるしっかりした声で、堂々と発表していました。
写真3 お話は先に録音しておき、伝えたい気持ちを指先に込めてスイッチを押します。
学校の楽しいことや勉強のこと、家族のことや友達のことを思い思いに語りました。 本番が楽しみです。