冬休み親子科学教室

 12月24日(火)、伊勢市内の小学校5年生から6年生とその保護者40組を対象に、冬休み親子科学教室を開催しました。今年度の各部門のテーマは、物理が「ピンホールカメラ」をつくってみよう、化学が「発泡入浴剤をつくろう~クエン酸と重曹でシュワシュワ入浴剤~」、生物が「生物の出す不思議な光~ウミホタルの出す光~」でした。
 SSC(スーパーサイエンスクラブ)の物理、化学、生物部門では、2学期の初め頃からテーマの決定などの準備を行い、今年も各部門ともに個性あふれる講座を行いました。参加者のみなさんの反応も良好で、小学生のアンケートからは、「自分が知らないことばかりでとても楽しかったです」、「わからない事があっても、高校生の人が教えてくれてわかりやすかった」などの感想が寄せられ、このイベントを通じて科学を楽しんでもらえたのではないかと思います。企画から当日の講師まですべて行ってくれたSSC部員も、本日の講座を通じて、子どもたちに教えることの難しさを知るとともに、自分たちにも実験の指導ができるという自信をもつことができたようでした。
 また、今年は科学教室終了後に、校長による天文ドームの見学会も行われ、たくさんの親子が参加してくれました。こちらも大変好評でした。

   

国際科学オリンピック強化講座(化学)を開催しました

 12月14日(土)、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所特任准教授の佐藤綾人先生を講師にお迎えして、国際科学オリンピック強化講座(化学)を開催しました。今年度のテーマは「科学捜査」で、午前中はニンヒドリン反応、ルミノール反応、午後は薄層クロマトグラフィーについての実験と講義を行いました。その後、アシスタントとして来校していただいた学生2名から、大学生活や研究についてのお話をしていただきました。アシスタントの学生さんの中には、本校でSSHの取組を経験して名古屋大学に進学した同窓生もいて、生徒は先輩のリアルな学生生活の話を聞き、卒業後の進路についてのイメージを膨らますことができました。
 今年度は本校生徒のほかに、桑名高校、四日市南高校、松阪高校、鈴鹿高校の生徒さんも参加し、総勢20名の生徒が熱心に実験に取り組み、知識と技能を向上させることができました。