杉の子特別支援学校および石薬師分校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
杉の子特別支援学校は、昭和39年に加佐登小学校と白鳥中学校の教員が隣接する国立療養所鈴鹿病院へ出向いて出張授業を開始したことを出発点とし、養護学校義務制開始の15年も前から障がいのある児童生徒の教育に携わってまいりました。その中で培ってきた指導や支援の方法は、平成19年度に特別支援学校として鈴鹿亀山地域の特別支援教育のセンター的役割を担うようになってからも受け継がれ、今に至っています。
今年度においても、「一人ひとりの児童生徒の可能性を引き出し、生きる力を育成する」ことを学校教育目標とし、系統的なキャリア教育の推進、命を大切にする教育の充実を通して、校外学習や現場実習など地域での学びを大切にしつつ、児童生徒の自立と社会参加を目指した教育活動を行ってまいります。
さて、杉の子特別支援学校は児童生徒の増加に対応し、平成22年度に石薬師高校内に高等部を設置し、石薬師分校を開校いたしました。しかしながら、その後も続く杉の子特別支援学校の児童生徒の増加への対応と、現在、城山特別支援学校に通学する児童生徒の通学時間の緩和をめざし、令和5年度に、杉の子特別支援学校中学部知的障がい教育部門の石薬師分校への移転と鈴鹿亀山地域の肢体不自由のある児童生徒の杉の子特別支援学校への受け入れを開始いたします。
今年度においては、令和5年度をめざし、施設設備等学習環境の整備、教育課程の整理、行事等の見直し、スクールバスの行程の見直し等行ってまいります。また、児童生徒や保護者様にご理解いただくために、学校説明会や見学会を開催し、スムーズなスタートが行えるよう進めてまいります。
今後とも杉の子特別支援学校と石薬師分校において、学びの連続性と一貫性を図り、児童生徒の豊かな学びの創造に取り組んでまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
校長 小林 高人