高等部の職業学習を紹介します。ここでは、石薬師分校で行っている「職業」の学習の紹介です。職業学習の科目は、「オフィスサービス」、「トータルメンテナンス」、「産業基礎(さをり、栽培、窯業、一閑張り、食品加工)」があります。

オフィスサービス オフィスサービス

パソコンを使って、簡単な数字入力、文字入力の練習から入って、イラストレーターソフトを使っての名刺作り、名札シール作りをしています。さらには、各地ユルキャラを制作し応募をしています。

トータルメンテナンス トータルメンテナンス

リサイクルでは、牛乳パックのリサイクルにより色紙や封筒の制作をしています。ビルメンテナンスでは外部講師の方に年6回指導していただき、窓ふき、床掃除の専門的なスキルの習得をしています。

さをり 産業基礎(さをり)

機を使って実際に織る作業とともに、「栽培」の時間に綿を育て、育成管理(水やり、草抜き)→収穫→種取り→カーダーかけ→糸紡ぎ→染色といった糸づくりまでを知り、経験し、全員が「織り」を習得することにより、原材料の生産から製品作りまでを学習しています。

栽培 産業基礎(栽培)

年間を通して「水耕栽培」と季節に合わせて「露地栽培」に取り組んでいます。小松菜の「水耕栽培(種付け)」は、外部企業との委託作業としての取り組みです。全員に難易度はあるものの(種付け)を経験させ、生徒の実態に合わせて、(スポンジ台セット)、(計量・袋詰め)、(販売)、(包装用新聞開き)、(出荷)、(種の小分け)等の作業を分担して行っています。

窯業 産業基礎(窯業)

「タタラ」による石膏型を使った様々な形の皿の製作と「鋳込み」によるコップを中心とした製作をしています。「タタラ」では、(土練機操作)、(粘土を細かくする)、(タタラでの皿つくり)と作業を分担して行っています。

窯業2 上薬については、絵柄を転写してから白天をかけたものと、ひしゃくを使って4種類を釉薬を直接かけたものと二通りで行っています。
一閑張 基礎産業(一閑張り)

「一閑張」では、「和紙をちぎる」⇒「和紙を貼る」⇒「デザインする」⇒「柿渋を塗る」といった工程に取り組んでいます。「窯業」で製作した素焼きの皿を素材としてペン皿を作りました。

食品加工 産業基礎(食品加工)

昨年に続いてジャム作りから加工の基礎を学習しています。「露地栽培」での収穫物や「水耕栽培」からの生産物を利用して調理実習をしたり、さつま芋を使ってのスイートポテト作りや地産の柑橘類を使ったマーマレード作りをしたりしました。