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入学以来ずっと成績不振を続けていたり、2学期以降大幅に落ち込んでしまった生徒諸君の成績を見るとき、「一体どうしたのかな?」と考え込んでしまいます。また、アンケートの回答の中に「○○の勉強の仕方がわからない」「普段の試験は、まずまず対処できるが、中間・期末考査は苦しくなり、実力テストになるとさっぱりうまくいかない」「中学校の時はその教科に自信があったのに……」中には「○○先生の教え方が悪いから、成績が下がった」など苦情めいた声を見つけると複雑な思いになります。 | ||||||||||
中学時代の勉強と高校生になってからの勉強とでは何が違うのでしょうか? 第一に自分もその一員である「勉強する集団」の質が違います。「中学時代はそれほど勉強しなくてもそこそこの成績が取れたのに、高校生になってからは・・・」というのは、まさに「勉強する集団」の質が変わったからです。 |
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次に勉強の中身とスピードがまったく違いますね。特にあの教科・・・。猛烈なスピードで授業が進むので、予習するだけで手一杯。復習する時間がないので、中間・期末考査になるとお手上げ・・・。 | ||||||||||
こういう声を毎年聞きます。けれど心配はいりません。君たちの先輩もみんな同じ不安に直面し、それを乗り越えて立派に巣立っていったのです。 | ||||||||||
それでは、先輩たちがどんな風にこの不安を乗り越えていったのか、彼らが残してくれた合格体験記の中から、いくつかアドバイスを拾い上げてみましょう。 | ||||||||||
@「高校は中学と違う」ということを肝に銘じよ! | ||||||||||
上に述べたように、高校の勉強と中学の勉強とでは、「集団の質」「授業のスピード」「内容の高度さ」等々の点で全く異なります。中学時代と同じ意識・同じ心構えで高校の勉強に取り組んでいる人に限って、上のようなアンケート結果になりがちです。早く意識を切り替えてください。 | ||||||||||
A授業を大切にする! | ||||||||||
ある先輩(東大に現役合格をした)がこう言っています、「私は自信をもって三年間一度も授業中に寝たことがないと公言できます。」 実力をつけるためには特殊な勉強は必要ありません。日頃の授業をしっかり受けることこそが大切なのです。授業中、寝ていたり、ぼんやりしている暇はありません。 |
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B予習・復習をしっかりする! | ||||||||||
ある先輩のアドバイス、「予習や復習、与えられた課題をこなすだけでも、かなり学力がついてきます。分からない所はなるべくその日のうちに、友達や先生に聞いて解決しましょう。」授業をより充実したものにするには予習と復習が欠かせません。次の授業に対して入念な下調べをして、問題点をピックアップしてそれを授業中に解決しましょう。授業を聞いてもわからない所は授業後すぐに先生に質問するのです。そして、家に帰った後、授業で先生が力を入れて説明したところを中心に復習をしましょう。そうすることによって、知識が定着するのです。 | ||||||||||
C学校を徹底的に利用する! | ||||||||||
「私は塾にも行っていなかったし、特別なことは何もしなかった。でも、利用できるものは最大限に利用した。例えば、早朝や放課後の課外、夏休みや冬休みには図書館、添削問題を先生に出してもらったりもした。」 これもある先輩のアドバイスです。そうです!学校と先生をとことん利用しましょう。 先生は教えるのが好きで先生をしているのですから、質問に来てくれると本当に嬉しいものなのです。実際、先生に質問することはとても効率の良い苦手科目克服対策になります。 西高は進学校としてすばらしい実績を残して来ているのですから、学校と先生を信じてついてきて下さい。 |
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D目標を早い段階で設定しよう! | ||||||||||
次も先輩からのアドバイスです。「僕が合格することができたのは、本当に行きたいと思える大学・学部・学科を早い時期に見つけることができたからだと思います。」 この高校3年間というのはただの3年間ではありません。君たちのこれからの長い人生につながる大切な3年間です。自分の興味・適性等を考えて、自分が将来やりたいことを早く見つけて下さい。そしてその夢を実現するのにふさわしい学部と大学を研究して決めて下さい。目標が設定されれば毎日の苦しい勉強を苦しいと思わなくなるはずです。 |
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以下は、国際科学科および普通科の各科目学習法と年間授業計画(シラバス)です。いうまでもなく、細かい勉強法については、各単元・各教科によって千差万別であり、個人差によってもさまざまですが、ここではその教科・科目に共通した一般的な注意を述べます。書かれていることは簡単でわかりきったことばかりかも知れません。しかし、このわかりきった事柄を謙虚に受け入れ、それを根気強く実行することこそが大切なのです。明日といわず、今日ただいまから取り組んで、夢を花開かせてください。 | ||||||||||
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