工業化学科1

地球の未来と私たちの明日を創る人を育てます




●学科の特色

p.03_kagaku_3.png私たちの豊かな生活を支える「もの」には大きく2つに分けられます。ひとつはプラスチック、洗剤、合成繊維、医療品などの「生活必需品」 、もうひとつはCD、DVD、光ファイバー、セラミック基盤など「最先端技術が生み出した製品」です。これら豊かな生活のための「ものづくり」を支える素材を扱うのが工業化学です。
 今、地球は環境破壊による様々な問題を抱えており、素材の安全性を確かめることは勿論、技術開発を進める上で環境問題を無視することは出来ません。工業化学科では「ものづくり」に必要な化学的知識を授業や実験を通して身につけ、将来に役立つ資格の取得に力を入れると共に、現代社会に目を向け常に環境問題を意識した考え方を身につける事が出来ます。
 物質的な豊かさだけでなく、「安全で豊かな生活」へ・・・心の豊かな人間を育てています。

●学科目標

p.04_kagaku_2.png工業化学科では、化学の基礎を中心に学習するとともに、化学工業分野で働くために必要な製造技術や化学分析の技術、環境を守るための技術を教科書だけではなく少人数に分かれた実習を通して学びます。
 危険物取扱者等の職業資格を取得し、製造業に携わる者としての技術とセンスを身につけ、将来産業界で活躍できる人材の育成を目指します。

1.化学工業分野における現場の即戦力として活躍できる、実際的な化学技術・技能を身につけた人材の育成。

2.化学を基礎にした環境に関わる保全技術・技能を身につけ実践できる人材の育成。

3.化学工業のみに留まらずさまざまな製造業の分野で活躍できる基礎的な技術・技能を身につけた応用力のある人材の育成。

4.化学工業に関わる知識・技術をベースにし、大学等へ進学して将来はスペシャリストとして活躍できる人材の育成。

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★卒業生の声

工業化学科(平成20年度卒)
R.Yさん
健栄製薬株式会社 松阪工場

 私は平成21年3月に松阪工業高等学校の工業化学科を卒業し、健栄製薬に就職しました。会社では現在、明治製菓の業務委託による喉の殺菌・消毒、口臭の除去等の際に服用するトローチを製造する作業に従事しています。
 私が松工を選んだ理由は2つあります。まずひとつ目は、工業化学科で専門的な知識・技術を身につけたかったからです。ふたつ目は、高校卒業後の進路は就職希望だったので、就職率が他の高校に比べとても高い松工を選びました。
 松工で一番印象に残っているのは毎年秋に行なわれる文化祭の松工祭です。松工祭ではクラス全員が一丸となり、盛り上げようと一生懸命取り組んだのが印象に残っています。
 松工は、勉学だけでなく、身だしなみや言葉づかいなども、時には「厳しすぎる」と思うくらいの指導がありますが、社会に出るためにはとても必要なことだと思います。
 松工での三年間は長いようであっという間に過ぎ去っていきます。資格取得などに積極的に取り組み、充実した高校生活を送ってください。

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