冬休み親子科学教室

12月25日(土)、伊勢市内の小学校5年生から6年生とその保護者40組を対象に、冬休み親子科学教室を開催しました。今年度の各部門のテーマは、物理が「吹きゴマで遊ぼう」、化学が「発泡入浴剤をつくろう」、生物が「指紋を観察しよう」でした。昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、募集人数を例年の半分としましたが、今年度は感染症対策をとりながら、例年と同じ40組に戻して実施しました。それにいたしましても、事前にたくさんのご応募をいただいたため、心苦しくも抽選で参加者を制限させていただきました。抽選にもれた方には、誠に申し訳ありませんでした。
SSC(スーパーサイエンスクラブ)の物理、化学、生物部門では、部員が2か月以上も前からテーマの決定などの準備を行ってきました。おかげで参加者のみなさんの反応は良好で、小学生のアンケートからは、「すごく楽しかった」「とても勉強になった」など、このイベントを通じて科学を楽しんでもらえたと思われます。企画から運営まで携わったSSC部員も、小学生とのふれあいを通じて、自分たちが実験の指導をすることに対して自信をもつことができたようでした。

    

国際科学オリンピック強化講座(化学)を開催しました

12月18日(土)、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所特任准教授の佐藤綾人先生を講師にお迎えして、国際科学オリンピック強化講座(化学)を行いました。今年度のテーマは「科学捜査」で、ニンヒドリン反応、ルミノール反応、薄層クロマトグラフィーについての実験と講義を行いました。その後、アシスタントとして来校していただいた学生3名から、大学生活や研究についてのお話をしていただきました。
今年度は本校生徒のほかに、桑名高校、四日市高校、四日市南高校、高田高校、セントヨゼフ女子学園高校の生徒さんも参加し、総勢26名の生徒が熱心に実験に取り組み、知識と技能を向上させることができました。また、アシスタントの学生さんの中には、本校でSSHの取組を経験して名古屋大学に進学した同窓生もいて、参加した生徒は自分たちに身近な先輩のリアルな学生生活を聞くことで、卒業後の進路についてのイメージを膨らますことができました。
     

国際科学オリンピック強化講座(地学)を開催しました

12月11日(土)に、元筑波大学教授の久田健一郎先生を講師にお迎えして、国際科学オリンピック強化講座(地学)を開催しました。内容は地質学に関する講座と、岩石標本の観察等の実習でした。昨年度は新型コロナウイルス感染症の対策のため、オンライン会議システムを用いたリモート講義でしたが、今年度は2年ぶりに対面での講座が実現しました。本校生徒のほかに、桑名高校、四日市高校、高田高校の生徒も参加し、総勢27名の生徒が熱心に地質学について学び、地質学に関する知識と技能を向上させることができました。
三重県は中央構造線が通っているなど、興味深い場所がたくさんあります。今回の講座を機に、実際に現地を見てみるのも面白いかもしれませんね。