三重県立盲学校 創立100周年記念行事

三重県立盲学校創立百周年記念式典が令和元年11月9日(土)に挙行されました。
児童生徒教職員が、式歌、嵐の「ふるさと」を披露しました。
百周年を祝う気持ちをもって、練習に取り組んできました。生まれ育った場所としての「ふるさと」、心の「ふるさと」のどちらをも大切に思う気持ちを混声3部合唱で心を込めて歌いました。
在校生、教職員、同窓生、保護者、来賓の総勢250名を超える関係者が出席しました。

生徒会長あいさつです。百年の歴史を育んできた方々への感謝と、新しい歴史を作
っていく決意を語ってくれました。
~ 100周年記念式典 生徒会長あいさつ ~
三重県立盲学校創立100周年、おめでとうございます。
私たち児童生徒は、創立100周年という記念すべき年に、この盲学校で学んでいることを、とても誇りに思います。今回、学校全体で「ふるさと」という歌を合唱することになり、練習をしてきました。私は生徒数の少ないこの盲学校で、合唱をする経験はできないと思っていました。けれども、この取り組みで、子どもから大人までの声がきれいに重なり合い、100周年へのそれぞれの思いが大きく1つにまとまり、すてきな響きの合唱に仕上がりました。
100周年イヤーの今年は、元パラリンピアンの高田さんからゴールボールの講習、太鼓奏者の片岡さんには太鼓のワークショップ、名古屋フィルハーモニーの生演奏の鑑賞など、たくさんのイベントを南郊中や雲出小や高茶屋小と共に行い、盲学校だけでは味わえない雰囲気を感じることができました。これらの貴重な体験を通して、新しいことにチャレンジすることの大切さと、一歩を踏み出す勇気をもらいました。
同窓生の方々からは、たくさんの記念品をいただきました。これから、より一層安心して充実した学校生活を送ることができることを、本当に嬉しく思います。
私たち児童生徒は、日々、自らの目標に向かって、たくさんの挑戦をしています。その挑戦は1人ひとり違いますが、みんな一生懸命努力し、自分の夢や目標に向かって頑張っています。
100周年を節目として、卒業されたたくさんの先輩方の思いを胸に、これから私たちが新しい歴史をつくっていきます。

同窓会より寄贈品をいただきました。いただいた品々は大切に使わせていただきます。ありがとうございました。

片岡亮太さんが和太鼓演奏で百周年を祝ってくれました。
テーマは「人が集い、音が響き、時が輝く」でした。
記念演奏を聴いての感想
・片岡さんの力強い和太鼓演奏を聴いて、心が揺れました。全盲であることを全く感じさせない演奏でした。私も視覚障害者ですが、今日の演奏を聴いて勇気をもらいました。本当に会場の時が輝いていました。
・片岡さんの和太鼓演奏を聞いて、楽しかったです。迫力のある和太鼓やドラ、キレイなすりがねなどいろいろな音があって面白かったです。みんなと大きな声で「パナケア」と歌えて楽しかったです。
・和太鼓の演奏を聴いて、体の芯までふるえました。また、お話も上手で、視覚に障がいがあってもいろいろな経験を積み重ねることにより将来が切り開かれていくことを話していただきました。私も今後もいろいろなことに挑戦していきたいです。
・ミックスボイスを使った「ホーミー」という曲を聴いてて、人間の声とは思えなかった。その声と太鼓の融合が面白く初めての体験でした。すごく感動しました。

11月4日(月)~11月11日(月)は百周年ウィークでした。地域の児童生徒、地域の方々、約200名が三重県立盲学校を訪問してくれ、視覚障害の壁を取り除く様々な展示物に触れる体験をしてくれました。
●さわって みる ミュージアム(三重県総合博物館)
ふだん、博物館では、展示物になかなか触ることができません。今回特別に、触って観察できるように剥製や頭骨(シカ、クマ、ウサギなど)を盲学校内で展示してもらいました。同時に、盲学校の児童が調べてきた内容についての掲示物なども展示しました。
●触察図(ボストン美術館贈)
昨年閉館した名古屋のボストン美術館より寄贈された、若冲やゴッホをはじめ有名なアーティスト作品の触察図をもとの絵の絵はがきとその説明文(墨字、点字)とともに20点ほど展示しました。目の見えない、見えにくい人と一緒に見たり、アイシェードを使用して交代で説明や感想を伝えあったりする体験のコーナーでした。
●でアイふれアイコーナー(視覚障害者用日常生活用品)
普段皆さんが読んでいる本を点字バージョンと比べてみたり、視覚障害の支援機器を見てもらったり、実際に試してもらったりしました。
白杖、点字を打つ道具、刻みのついている定規、音のでる温度計や計量器、拡大読書機、一滴づつ出る醤油さし、色を読み取り音声でおしえてくれる機器、触ってわかる腕時計、字を書くと浮き出る紙など、たくさんの支援機器を知っていただきました。
百周年ウィークで来校し、各展示等を体験した地域の小・中学校児童生徒の感想
・動物の剥製などに触るのが楽しかったです。少し怖かったけど、慣れたらすごく良かったです!
・盲学校交流見学会で、アイマスクをつけながら絵を感じることがとても難しかったです。
・ゴーグルをすると、本当に何も見えなくて、歩くのがすごく難しかった。サポートをしてくれる人がいるのはすごくありがたいと思った。
・今日、盲学校交流見学会に参加して、目が不自由な人は耳や鼻などで、どのような状態かを調べているとわかりました。もし目と耳が両方不自由だったらどうなるのだろうと疑問に思いました。
・盲学校交流見学会に参加して、こんなにもたくさん、私が知らない障がい者の方が使う便利グッズがあると知れて、すごく良かったしすごく勉強になりました。
令和2年1月16日(木)には、英国パラ・スイミングチームが来校、児童生徒と交流します。