北勢きらら学園

くまたろうの支援具紹介

くまたろう

プロンボード

プロンボード

「Prone(プローン)=うつ伏せ」という意味で、前もたれの姿勢で立つ立位保持装置。からだを前傾位にすることで、脊柱の伸展を出しやすくしています。また、全身の伸展運動が出やすくなるため、上肢の活動も引き出しやすくなります。体動を抑制できるため、多動傾向のある児童では、学習や活動に集中しやすくなります。

うつ伏せ保持装置

うつ伏せ保持装置

うつ伏せ(四つ這い)位を保持するための装置です。ウレタン性で柔らかく、姿勢を保持しやすいように一人ひとりの身体にあわせて採寸し作成しています。排痰や背中へのアプローチをしやすくする効果もあります。

ライダーチェアー(SRC-W製)

ライダーチェアー(SRC-W製)

歩行器のSRC-Wに膝のせを付けて、前傾位での座位をとりやすくします。学校では廊下の移動などもしやすく、腹部に空間があるので、この姿勢で胃瘻部からの注入もできます。前傾座位ですので、舌根沈下や下顎後退が改善され、唾液の喉頭への垂れ込みも少なくなり、呼吸にもいい影響が得られやすい装置です。

SRCウォーカー(木馬型歩行器)

SRCウォーカー(木馬型歩行器)

体幹を前傾させてサドルで体重を支えることで、わずかな下肢の動きがあれば、前進することができる歩行器です。下肢・上肢の支持性が弱い児童生徒用として開発されましたが、あくまで移動するための道具ですので、足裏をしっかり床につけて支えさせることには向いていません。

PCW(ポスチャルコントロール・ウォーカー)

PCW(ポスチャルコントロール・ウォーカー)

両サイドでの手の支持で支えて、体幹の伸展運動を行いやすくした歩行器です。基本的には下肢の伸展位で全体重の支持ができなければ、この歩行器での歩行は下肢の緊張を強めてしまうだけのこともありますので、注意が必要です。

ペーサーゲートトレーナー(モジュラー式サドル付歩行器)

ペーサーゲートトレーナー(モジュラー式サドル付歩行器)

サドルやアームサポートなどの部品(モジュール)を児童生徒の歩行能力に合わせてカスタマイズできる歩行器です。SRCウォーカー(前傾木馬型歩行器)から、モジュールを調整するとPCWのように手支えでの歩行にまで形状を変化させることができます。サドルの形状より股関節の良好な運動を引き出しやすいといわれています。ただし、微調整できるパーツが多いため、毎日使う学校・保護者の意見を参考にして、ペーサーゲートを熟知したセラピストが調整を行うことが望ましいと思われます。

フィジオロール

フィジオロール

ピーナッツのさやのように二つの円が連なったダブルボールタイプのバランスボールで、転がりが一方向に限定されているのでバランスボールよりも高い安定性が得られ、運動学習によく使われます(本校では、ボールよりも使用頻度が格段に高い支援器具です)。

らくちゃん

らくちゃん

前もたれの座位が取りやすいように作られたフレームタイプの座位保持具。床での座位を簡単にとらせることができます。ほんのちょっとサポートがあれば座れる・・という児童生徒が、一人で座る時や後ろへもたれる姿勢以外の座位をとらせたいときなどによいです。軽量で持ち運びがしやいが、後方にはサポートが何もないため、後方への転倒に対しては注意が必要です。

ロール

ロール

円柱形の棒で、前もたれになって背中を伸ばしたり、仰向けに寝てバランスの練習に使ったり、またがって座り、座位のバランス練習に使ったりします。転がりが一方向なので、安定性があり運動学習場面などでよく使われます。

オルソチェアー

オルソチェアー

座位を保持するための椅子です。机が付いていますので、食事やお勉強などに使えます。多少背もたれの角度も変えられますが、このタイプは、ほとんど変えられないので、少ない補助で座れるお子さんが対象です。このタイプは、ニューオルソチェアーといって、高さが調整できます。

エンゼルマミー

エンゼルマミー

座位を保持するための椅子です。ベルトや机は付いていませんが、骨盤サポートと股サポートが付いていて、座ったときに骨盤が安定するようになっています。サイズはSとMがあり、どちらかというと小さいお子さん向けですので、きららでは学習用の椅子として、主に小学部が使っています。また、姉妹品に「バンビーナ」という木製の椅子はLサイズまであります。このタイプにはダイニング用の高さの椅子もあります(タカノハートワークス社)。

スタンディングボード

スタンディングボード

腰、膝を固定して、立位をとりやすくする立位保持装置です。ほぼ垂直の状態での立位になりますので、体幹の保持能力が必要になります(完全に座位などがとれなくても使用は可能です)。本校では、マンツーマンでの「からだの指導」の時間に活用しています(パシフィックサプライ製)。

プロンボード(既成)

プロンボード(既成)

胸と臀部をとめるだけの簡易な立位保持装置です。ネジ一つで前傾の角度を変えることができますが、ベルトで止めるだけですので、体幹の安定がある程度ある必要があります。「からだの指導」など時間の指導で使いやすいものです(販売社不明)。

フィジオロール(使い方その2)

フィジオロール(使い方その2)

二回目の登場のピーナッツ型のボールです。前にも書きましたが、このフィジオロールは、一方向にしか動かないので扱いやすく、様々な活用ができます。サイズはいろいろありますが、この青色は二番目の大きさのものです。大きめのサイズでは、このように立位もすることができます。

ラッサルクッション

ラッサルクッション

特殊なビーズによりいったんポジショニングすると比較的崩れにくい性質があります。いろいろ組み合わせることで、臥位から座位まで様々なポジションを設定することができます。上の緑のクッションは「バナナVクッション」で比較的長いので写真のようにしても使えます。赤色の大きいのが「ハーフムーン型」、小さいのは「ネッククッション」です。サイズもいろいろありますので、用途に応じて組み合わせを工夫しましょう(パシフィックサプライ製)。

ハーモニークッション

ハーモニークッション

特殊なワタにより底付きがないように開発されたクッション。笹かまぼこ型と長方形の二種類があります。ふわっと包み込むような感じでリラックスできる人には、これに乗って股関節や上肢の運動などを行うことができます。また、褥瘡がある人にも、底付きがほとんどないので安心して寝かせることができます。ただ、ふわふわしていて安定性には欠けるので、動きがあるお子さんは、寝返りなどをして落ちる可能性もあり、注意が必要です。(ヤスダブレース)。

エアレックスマット

エアレックスマット

気泡構造で弾力性があり水に強いため(防水加工済)、水にも浮かせることができるマットです。また滑り止めの効果もあり、身体を動かすときなどに安定して動かすことができます。ただし、少し弾力があるので、不安定な要素が苦手な人には、不向きなマットです。(パシフィックサプライ社)

ステップバイステップwithレベル

ステップバイステップwithレベル

スイッチを接続できるコミュニケーションエイド(VOCA)。音声を75秒の間、無制限の個数録音出来る装置です。 複数の場面を切り替えて使うことができ、再生方法は本体上部のスイッチを押しても,外部スイッチを接続しそのスイッチを押しても再生できます。 スイッチを押す度に録音してあるメッセージが頭から順に再生されます。0.5秒でも動作させることが可能です。音のボリューム調節が出来る他、付属のアダプターを使って壁に固定したり,連結して利用できます。

ビッグマック

ビッグマック

音声を最大20秒間録音出来る装置です。再生方法は本体上部の大型スイッチを押しても、外部スイッチを接続し、そのスイッチを押しても再生できます。 音量調節が出来るほか、外部スピーカーを接続してさらに大きな音で再生することも可能です。

アクセス

三重県立特別支援学校
北勢きらら学園

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