12月22日(月)、「防災避難訓練」および「防災教室」を実施しました。
今回まずは各教室で、地震発生時の行動について考える時間を持ちました。その後、地震を想定した避難訓練を行い、全校生徒が体育館へと集まりました。
避難完了後の体育館では、三重県教育委員会事務局 教育総務課の方をお招きし、「大災害が起こった時に正しく判断できる人に」というテーマで防災教室を開催しました。
講師の方は、実際に阪神・淡路大震災を経験されており、当時のリアルな状況や、地震が起きた際に私たちが「知っておくべきこと」「気をつけるべきこと」を丁寧にお話しいただきました。
後半はグループワークを行いました。 「一人で家にいる時に大きな地震が起きた。あなたは家族が帰ってくるまでその場で待つ?」などの具体的な問いに対し、自分の考えを「YES」か「NO」で示し、その理由を話し合いました。
正解が一つではない問いだからこそ、友人との考え方の違いに驚いたり、納得したりする姿が印象的でした。

事後のアンケートには、多くの気づきが寄せられました。
生徒たちの声(アンケートより抜粋)
•避難行動への気づき
「体育館まではスムーズだったけれど、入口周辺で混雑してしまった。本当に起きたとき、パニックにならずに動けるか少し不安になった。」
•備えへの意識
「いつも持ち歩くカバンに、防災グッズを一つでも入れておこうと思った。」 「避難所でも、季節によって必要なものが違う。今の時期なら何が必要か準備しておきたい。」
•対話を通じて得たもの
「自分が絶対YESだと思っても、反対意見を聞くと『確かに』と思うことがあった。人によって優先するものが違うと分かってよかった。」 「意外と周りの友達が災害に備えていることを知って驚いた。」
•家族との共有
「改めて避難場所や経路を家族と確認しようと思った。」
今回の教室を通じて、生徒たちは「災害を自分事として捉える」一歩を踏み出せたようです。ご家庭でもぜひ、この機会に避難場所や備蓄品について話題にしてみてください。







