白山高校の授業

人権学習への取組

人権学習への取り組み

 白山高校では、学期に1回以上の人権LHRの時間をとり、年に2回以上の講演会を行っています。 各学年の生徒の課題に応じた進め方で、柔軟でわかりやすい人権教育を行うことを目指しています。 

これまでの各学年の取組概要

  • 1学年・・・言葉に関する内容、部落問題(結婚差別)
  • 2学年・・・いじめに関する内容、沖縄の戦争に関する内容(修学旅行関連)
  • 3学年・・・統一応募用紙について 

また、年度によってデートDV防止とLGBTに関する講演会なども行います。

人権学習の概要(過去の取り組みから)

  • 1学年では、仲間作りをはじめ、コミュニケーションの取り方や「いじめ」について学習していきます。そのうえで、部落問題など、現代の人権課題についての学習を行います。
  • 2学年では、今年度の修学旅行で北海道へ行きますので、アイヌ民族について学習を行います。また北海道・アイヌ民族などに関する講演会を行い、その内容を深める学習を行います。
  • 3学年では、統一応募用紙に関する学習を行います。また、(3学年のみ)卒業前に、「社会に出てからぶつかる困難に立ち向かうこと」を目的とした講演会を実施する予定です。 

人権学習教材は、「気づく つながる つくりだす」と「ともに つくる あした」の2冊を中心に様々な教材を取り入れています。 また、時間の関係でLHRだけでは扱いきれない様々な人権課題を広く知ることを目的として、月に1~2回「human rights」という人権啓発紙を配付しています。LHRの始めの時間やSHRの時間を利用して、定期的に啓発の機会を設けています。

 過去の人権意識の向上に関するアンケートでは、1学年が65.5%、2学年が61.8%、3学年が64.2%の生徒が「人権意識が向上した」と答えています。この結果をもとに、人権意識を向上しきれなかった残りの約35%が身についたと感じる人権学習を進めるとともに、日常生活から一人ひとりの生徒に対して丁寧でこまやかな対応を行っていきたいと考えます。 

 引き続き、地域の方々に御協力いただき、連携をしながら生徒たちの人権感覚を養う教育活動を進めていきます。