三重県立盲学校

２　グループ別研修について　Ａ・弱視教育グループ

第１回

• ロービジョンケアに必要な基礎知識・目の構造・眼疾患の視覚管理
• 弱視児に対する指導上の配慮・見え方の個人差、見えにくさの要因
• 弱視児指導の基本・視機能測定の実際・文字の選択について・教材作りや板書の工夫について

第２回　弱視レンズの処方

• 視機能評価（視力・視野・屈折異常・グレア・暗順応・色覚低下など）
• ルーペ合わせ（必要倍率の算出法）
• 訓練（コレール社刊　「弱視レンズガイド」を参考）
• ルーペの種類と使用法（卓上型・手持ち型・眼鏡型）
• その他（ルーペの倍率はあてにならないこと・レンズに関する用語など）

第３回　弱視者のパソコン使用

• ハード面のこと（画面の大きさだけでなく、液晶画面が見やすいかどうか）
• ソフトの導入（ＺｏｏｍＴｅｘｔなどの拡大ソフト、マウスポインターの工夫など）
• Ｗｉｎｄｏｗｓでの設定の工夫（拡大鏡、ユーザー補助によるハイコントラスト設定、マウスの軌跡やカーソルの工夫。拡大文字でのメモ帳の活用など）
• その他のソフトでの設定（弱視対応のものがある）
• 音声ユーザーの設定と活用法

  　スクリーンリーダーを弱視も上手に活用すると、眼に楽である。（上下矢印だけで目的のところに行くための設定、キー操作、音声ソフトの併用など）

第４回　拡大読書機の実際の利用と注意

• 課題１　拡大読書機を使用してはがきを書こう。
• 課題2　三重県立高等学校入試問題を読もう。

第５回　全職員対象　ロービジョンケア

　松阪中央総合病院　眼科の視能訓練士を講師として迎え、ロービジョンの基礎的な概念や注意事項、視覚的補助具などについての講義。

• １　はじめに
• ２−Ａ　グループ別研修について　Ａ・弱視教育グループ
• ２−Ｂ　グループ別研修について　Ｂ・点字グループ
• ２−Ｃ　グループ別研修について　Ｃ・歩行グループ
• ２−Ｄ　グループ別研修について　Ｄ・福祉グループ
• ３　今後の展開

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