故郷を知る ~ミカン収穫体験~

11月13日(金)、2年生(11期生)が総合的な学習の時間に南伊勢町切原地区にある東新也さんのミカン畑で、地元の特産品であるミカンの収穫体験をしました。

東さんからはさみで枝からミカンを切り取るときの注意事項を聞いた後、生徒はさっそくミカン畑に入り、各自特においしそうに思えるミカンを選び味見をしていました。同じミカンの木でも下の方の枝からとったミカンは酸味があり、上の方の枝からとったミカンは甘みがありました。木のまわりにはたくさんのミカンが落ちていましたが、それは残りのミカンにたくさん栄養をあげるためにわざと切り落としているためだそうです。お店で買って食べ慣れているミカンにも、農家の苦労があることをあらためて知りました。

東さんの好意によりミカンをポケットいっぱいいただき帰ってきました。帰り際に、「周りを見てください。畑のまわりに2重の柵がしてあるでしょ。猿・イノシシ・鹿の対策です。人が檻の中でミカンを育てています。逆でしょ。」と言われた東さんの言葉が印象的でした。人口減少の中、懸命に地域産業を支えている人の姿が見られて生徒にも心打つものがあったと思います。