“伊勢マグロ”の養殖場へ

10月19日(月)、1年生(12期生)が南伊勢町にある(株)ブルーフィン三重を訪問しました。

ブルーフィン三重は、三重県の漁業を活性化し、漁業従事者のさらなる発展を目指し、県内の漁業系統団体が参加し、その団体が出資者となって設立されたクロマグロの養殖を主たる業務とする会社です。
今回の訪問は、地元で活躍されている会社の事業主や従業員の方々と接し、仕事の内容や取組を知り、その思いにふれること、地元を知り地元に誇りを持つこと、自分の将来について考えることをねらいに実施しました。

ブルーフィンに到着後、船で15分ほど沖へ出て、直径50mの生簀へ移動し、給餌体験をしました。エサは、午前と午後の2回、「生餌(イワシなどの小魚)」と「モイストペレット(生餌に粉末飼料を配合し固形化したもの)」を1回ずつ与えているそうです。モイストペレットには、マグロの体調を管理するために、ビタミンなどの栄養素が含まれています。
生徒が生簀にイワシを投げ込むと、たくさんのマグロがすごい勢いで餌に食らいつき、それまで静かだった海面が、バシャバシャっと激しい音を立てて、波打ちました。その様子に、生徒たちは歓声をあげていました。

その後、陸に戻ってから、出荷前の冷やされたマグロを見ました。マグロのおいしさを活かすための、釣り上げから氷蔵までの方法を教えていただいたり、マグロの心臓や胃袋を見せていただきました。胃袋は内側と外側をひっくり返していて、「本当に袋になっているんだ」と感じていました。
このように氷蔵保存されたマグロは「伊勢マグロ」として県内外へ出荷されていきます。

最後に、会社概要の説明や質疑応答の時間を取っていただきました。生徒を代表して里中くんが挨拶し、「今日、見たことや聞いたことを家に帰ってから家族に話をしたい」と言っていました。