９月５日（土）、バスケットボール部の選抜予選が行われました。３年生にとって最後の大会です。バスケットボール部は南勢校舎と度会校舎の合同チーム。合同チームといっても、メンバーは５人。試合を行えるギリギリの人数です。

初戦は、伊勢学園高校。序盤は伊勢学園のペース。スリーポイントエリア内での勝負をなかなか仕掛けることが出来ず、13-21で第１ピリオドを終えた。第２ピリオドに入り、#4畑くん、#5小野くん、#9川口くんらが徐々にドライブを仕掛けられるようになり得点するも、得点差を縮められず27-36で前半終了。

後半に入り、#8堀内くんのポストプレーが決まるようになり、第３ピリオドに逆転。その後も得点を重ねるも伊勢学園も一歩も引かず、47-43で第３ピリオドを終える。第４ピリオドも南伊勢ペースで試合を運ぶも、58-49で迎えた残り時間１分２７秒。#4畑くんが５ファールで退場。控えの選手のいない、南伊勢は残された４人で戦う展開に。#14田畑くんに対する相手のファールなどもあり、残り時間を上手くコントロールできた南伊勢は58-50で伊勢学園に勝利し初戦を突破しました。

第２試合は、松阪高校と対戦。松阪がスピードで南伊勢を圧倒。瞬く間に得点を重ねていく。フロントコートからのディフェンスの前に、なかなか思うように攻めることができない。#8堀内くんのポストプレーを中心に得点を獲得するも、12-56で前半終了。
ハーフタイムに入ったとき、彼らの表情に不安はなかった。「この試合で、今まで練習してきたすべてを出そう！」強い決意がそこにはあった。

後半に入り、松阪は控えメンバーに変えるも、勢いは止まらない。それでも南伊勢はあきらめない。#4畑くん、#14田畑くんがウイングを全速力で駆ける。#5小野くんのドライブ、#8堀内くんのリバウンド、#9川口くんの連続スリーポイントシュート。そして全員でディフェンス。全員が満身創痍で、声なき悲鳴が会場に響いていても、それでも最後まで全力で走り続けた。29-93で試合を終えたが、誰も欠けることなく、誰もうずくまることなく、堂々とコートに立っていた。

本当に素晴らしい試合をありがとう。