人権講演会

1月16日(月)、津市役所に勤めている前田浩司さんを講師に迎え、人権講演会を行いました。前田さんは津市役所に勤務し、さらに三重県障がい者スポーツ協会会長も務められています。前田さんは、20代のころに事故で両足を切断され、現在は義足をつけ車イスで生活をされています。病院で出会った人との話や車イスバスケとの出会い、国旗を背負うことの喜びなど、出会いの大切さや夢を持つことの意味を、わかりやすく教えていただきました。

さらに、講演会の後半では、車イスバスケで使用する車イスに乗り、体育館のフロアを移動し、車イスに乗った状態でシュートを打つ体験をしました。

講演を終えた生徒は、自分の目標である部活動をこれから精一杯がんばりたいという思いを書いたり、車イスに乗っていた家族のことを思い出したりしながら感想を綴っていました。また、前田さんは「障がい者と健常者に大きな違いは無い。それぞれ得意不得意がある。見た目で決めつけてしまっていないか。」という話をされました。「ただ、1つ違いがあるとするならば、結果は同じものになるとしても、そこに至るまでの速さが違うことだ」ともおっしゃっていました。自分の中にあった壁が無くなったと述べる生徒もいて、有意義な時間となったと感じています。