三重大学副学長講演

1月15日(金)、三重大学の副学長である西村 訓弘(にしむら のりひろ)さんが本校を訪れ、全校生徒を対象に講演をされました。また、この講演は、南伊勢町の小山町長、矢野副町長、松田政策監、片山教育長などを含む役場の方や保護者の方も聴講されました。
西村副学長は南伊勢町(旧南島町)出身であり、バイオ研究者として国内外で活躍されています。現在は、地域資源を生かし、世界でビジネスを展開する取組を実践されています。

今の時代の状況、とりわけ三重県の人口や総生産額、耕作放棄地率、高齢化率などのデータを示しながら、三重県の抱えている課題を分かりやすく提示していただきました。
その上で、気候や狭い農地を考慮し、効率的な収入源になり得る寒玉系キャベツの栽培から販売まで行う事業や製油工場の廃熱を利用したトマトの栽培、鳥羽で採れたものを鳥羽で食す「鳥羽マルシェ」など、南伊勢町を含む三重県内で行っている地域内連携を紹介していただきました。

インフラが整い、地方から世界に向けて情報発信のできる今の時代だからこそできることがある。地方は決して衰退していない。地方から若返っていく。それを強く感じた講演でした。