2019 4月8日(月)始業式　校長講話

始業式にあたって

　土曜日に一斉に開花した校門の前の桜は、昨夜の雨に洗われて、今日の桜は青空に美しく生えています。
　しかし、この３月まで私の住んでいた御浜町では、桜の一斉開花はありませんでした。なぜだと思いますか？
桜が美しく咲くには冬の寒さが必要なのです。桜は、秋から休眠状態になります。そして、冬の寒さで「休眠打破」の時期を迎えます。厳しい寒さが桜の目を覚まし、一斉にきれいな花をつけるのです。
　ところで、みなさんは今、厳しい寒さの中にいますか？おそらくこの中にも、とても厳しい状況や、必死になって努力している人や、じっと苦しい状況の中で耐え忍んでいる人もいると思います。今の苦しさは、花を咲かせる準備です。成長するきっかけです。できることがあれば私たち教職員もサポートしますので、満開の桜を心に思い描いて、努力を続けてください。
一方、今、厳しい寒さの中でいない人、うららかな陽気の中でいると感じている人は、美しい花を咲かせるために、今日から新しい挑戦をしてください。少し、頑張る環境を作ってみてください。部活動でも勉強でも、何でもいいので、自分を成長させるきっかけづくりを考えてほしいと思います。

　もう一点、みなさんと考えたいことがあります。それは挨拶です。今日皆さんの登校時にあいさつを交わしましたが、もう少し元気が欲しいと思います。挨拶は、「今日も元気でいますよ」「私はここにいますよ」ということを相手に伝える大切な合図です。明日から新入生も一緒に登校しますので、ぜひ、元気な挨拶をお願いします。