新体操部 出し切った!
先週末(2012.11.3.土)、新体操部が新人大会を戦ってきました。
結果は、以下の通りです。
●女子団体「準優勝」 名張高校(倉野歩実・亀山友実・下山茉莉・時岡美袖・福田恵)
●女子種目別・2年フープ「優勝」 倉野歩実
現在、三重県では、新体操競技の競技会に参加する高校生は30名弱です。
団体戦(5人)の出場となるとそのハードルはさらに高くなり、要件を満たしている学校は、名張高校と津東高校の2校しかありません。
公式戦などで「競争して相手を上まわる」こと以上に、選手の確保、部の存続がとても難しい競技であることを物語っています。
名張高校は、昨年のこの時期は3人(当時2年生2名、1年生1名)で活動していました。
つまり団体戦に出場することが許されないチームでした。
現在、本校の新体操部は、2年生1名、1年生4名で活動しています。
団体戦に出場する要件を、ぎりぎり満たしています。
1年生部員は全員、名張高校に入学してから競技を始めた選手です。
当然ながら、今回が初めての公式戦出場でした。
今回の公式戦(団体)は、参加2校中2位という成績でした。
2年生の倉野歩美主将のコメント。
「嬉しいです。本番2日前の学校祭で、全校生徒の前でパフォーマンスをしたことで、みんなの緊張がとれたような気がします。」
村田厚子顧問のコメント。
「『出し切った』という感じです。ある意味で、今回の個人戦の優勝よりも嬉しかったです。『多くの選手は初心者だから‥』という言い訳はしたくなかったので、『初心者でもここまではできる』という形を残したいと思っていました。それはできたと思います。選手はよくやりました。」
個人競技は、「個人総合(リボン&フープ)」(学年関係なし)、「種目別・2年フープ」「種目別・2年リボン」「種目別・1年フープ」「種目別・1年リボン」の5種類が行われました。
名張高校は、1年生は団体戦に専念するために個人戦には出場せず、唯一の2年生部員の主将だけが、「種目別・2年フープ」に出場しました。
結果、「優勝」達成です。
2年生の倉野歩美主将のコメント。
「狙い通り、この種目を選んで、優勝することができました。嬉しいです。」
村田厚子顧問のコメント。
「彼女は、ここ最近とても上手くなりました。この春から後輩部員ができて、あらゆることに中途半端さがなくなりました。顧問の話を聴いてから、それを吸収して、自分なりに考えるようになったことが大きな成長につながったと思います。」
この半年間の成果を、公の場で発揮することができました。
次の公式戦は、来年4月です。
次の半年間の時間の過ごし方に、大きな動機を与えてくれた新人大会でした。
[写真は、本校・体育館にて、学校祭における新体操部の演技]
(2012.11.1撮影)