最後の3年生戦士 サッカー部の公式戦終了
サッカー部の、選手権大会での戦いが終わりました。
既報の通り、トーナメントを3度勝ち上がり、県8強に入った後、4チームずつのリーグ戦に臨みました。
リーグ戦の結果は、以下の通りです。
●10月27日(土) 名張 0-9 海星
●11月03日(土) 名張 0-10 三重
●11月04日(日) 名張 0-11 暁
結果、リーグ戦敗退が決まりました。
校内の運動部の中では、3年生の生徒が唯一、現役を続けていたクラブです。
例年サッカー部は、5月末の県総体が終わった後も、秋の選手権(10~11月)まで現役を続ける3年生部員は多かったですが、10月中に敗退し、現役を終えてきました。
名張高校サッカー部は、昭和40~50年代に全国大会や東海大会出場の実績がありますが、部員の確保に苦しんできた近年では、今回の結果は、突出した好成績でした。
選手14名で実現した快挙です。
これをもって、今年度「最後の3年生戦士」3名が引退します。
寺嶋郁弥もと主将(県総体後は、主将は2年生に交代)のコメント。
―最後の公式戦が終わったが、今の気持ちは?
「ベスト8に入れたことは、嬉しいです。」
―最初の3試合はいずれも、後半や延長戦で得点して勝ったが、このことをどう思うか?
「技術では勝てないと思っていたので、気持ちで勝とうと思っていました。フィジカル面は、相手校を大きく上まわっていたとは思いません。最後は本当に、『気持ち』でした。」
―この時期まで現役を続けたが、苦しかったことは?
「9月に、就職活動と練習を並行してやっていた時期が苦しかったです。」
―これで引退することになるが‥。
「いろいろあったけど、3年生の仲間とは、最後まで一緒にやれたことが本当に嬉しかったです。」
―サッカーとは、今後どのように向き合っていくか?
「小学校1年生からサッカーを始めましたが、これからも何らかの形でかかわっていきたいです。名張高校サッカー部の後輩の練習にも参加したいし、就職する会社にもフットサルのチームがあると聞いているので興味があります。ほかにもサッカーをする機会があれば、やってみたいです。」
部活動の大きな公式戦(サッカー部・新体操部・ソフトボール部など)が終わり、学校祭も終わり、今週の名張高校は平穏な、平常授業の一週間です。
正課の教育活動とは別に、課外活動としての部活動に「熱い時間」を充ててきた名張高校生を紹介しました。
寺嶋郁弥選手は、伊賀市立青山中学校の出身です。
今回、少人数の部員でも「頑張れば、できる」ことを、本校サッカー部は証明してくれました。
伊賀地域の中学生の皆さんの中に、サッカーが大好きで、部内において「一人ひとりが大きな存在」であることを望む人がいれば、ぜひ名張高校サッカー部で頑張ってみませんか。
今回の選手権大会では、本校サッカー部は、伊賀地域からは唯一の「県8強」です。
[写真は、本校・3号棟(正門前)の学校看板]
(2012.10.22撮影)
*本文の内容とは、直接関係ありません。