授業07 保健 教育実習生の授業
今年度の授業レポート第7弾です。
先週から、本校に2人の教育実習生が研修に来ていますが、ここでは大学3年生の藤原みつきさんが担当した、1年生の「保健」をレポートします。大学の先生や、多くの本校職員が参観する中での「研究授業」でした。
本日3限目(11:40~12:30)の授業でした。
「感染症とその予防」の授業でした。
冒頭で、生レバーの生食用販売が今年7月に禁止されたことを題材に「つかみ」を行い、感染症への関心を高めていこうとする授業展開でした。感染症そのものの知識を深めた後、最後は予防のための社会的な取り組み、個人の取り組みについて掘り下げようとしていました。
最初のつかみ発問は、「みなさん、焼肉屋さんに行ったら、何を注文したいですか?」でした。
A「タン」
B「何でも。」
期待した「生レバー」の回答はありませんでしたが、終始このように発問を多用しながら、時には予想外の答えに対応しながら授業を組みたてていました。
藤原さんは、実習初日から授業実践に取り組んでいて、生徒との距離がとても近くなっています。
授業中のやりとりだけでなく、廊下ですれ違って挨拶を交わす生徒のまなざしからも、それを感じることができます。
教科指導中心の短い研修期間にもかかわらず、放課後に、「生徒を叱る」(生徒の壁になる)場面に執筆者は遭遇しました。
彼女にとっては、今回は「保健」の免許状取得のための実習ですが、すでに中学校で養護教諭になるための教育実習を終えています。本人いわく、生徒の前で遠慮したり、多くの先生方が参観する中で緊張するようなことは、ほとんど無かったようです。
藤原さんも、本校の卒業生です。(現在3学年に、弟君が在学しています。)
高校3年次の秋~冬、多くの同級生の進路が決定した時期に、3学年室前の廊下の長机で、少数の友人と共に大学進学をめざして遅くまで勉強していた姿が思い出されます。
当時、名張高校生の中ではマイノリティーでしたが、こつこつを頑張ってきた成果をまさに今、発揮しています。
[写真は、本校・1号棟3Fの教室にて、保健の授業]
(2012・9・11.11:47撮影)