授業06 国語表現Ⅱ 教育実習生の授業
今年度の授業レポート第6弾です。
先週から、本校に教育実習生が研修に来ています。
ここでは大学4年生の大野瑞貴さんが担当した、「国語表現Ⅱ」をレポートします。
本日2限目(10:40~11:30)の授業で、本人にとっては2回目の授業実践でした。
授業の前半は、「手紙文」「電話の応対」でした。
宿題に出していた問題を、答え合わせしていました。
例えば。
了解の意を表す時の電話の応対 →「かしこまりました。」
相手にあいづちを打つ時の電話の応対 →「さようでございますか。」
授業の後半は、作文「私のセールスポイント」の執筆でした。
その内容を、3限目(11:40~12:30)にスピーチします。
この講座は、どちらかといえば「教授型」というよりも「作業型」なので、授業担当者としては「生徒を動かす力」がより求められる授業です。
大野さんは、(教えるべき内容量は少ないながらも)その教授内容をしっかり伝えようとしていました。堂々としていました。
今後、授業実践を重ねるごとに、生徒への働きかけのバリエーションがより増えていく可能性を感じました。そして「自分にしかできないアプローチ」に、さらに磨きがかかってくるのではないかと思います。
受講している3年生が、大野さんに尊敬のまなざしを向けていることが、授業中の(善意の)不規則発言から伝わってきました。
大野さんは、本校の卒業生です。高校時代は柔道部で主将として活躍し、インターハイに出場した実績があります。大学でも体育会系柔道部で、競技を続けました。もちろん机上の学習にも力を入れてきました。だから今、教育実習に来ているのです。
そんな彼女の本当のすごみを、まだ多くの本校生は充分に理解していません。
まだ実習期間は続きます。自身の研修目的と果たすと同時に、授業やHR活動の中で本校生にこれまでの自身の体験等を還元してもらいたいと期待しています。
[写真は、本校・2号棟1Fの教室にて、教育実習生による国語表現Ⅱの授業]
(2012.9.10.11:03撮影)