最初の単独チーム
先月のブログ「最後の合同チーム」を対照したタイトルです。
名張高校の部活動は、今春の新入生の入部を以てして、団体競技のエントリー人数に達したクラブと、エントリー人数に達しなかったクラブがあります。
前者は、ハンドボール部(男女)、ソフトボール部、新体操部、バレーボール部(女)が相当します。
後者のクラブは、それでも公式戦出場をあきらめていません。
実際、エントリー人数に達していなくても公式戦に出場が許されている競技は、すでに先月、春季大会等を戦っています。
男子柔道部は、エントリー人数の5人に達しないまま団体戦に出場しましたが、2勝して県ベスト8に入りました。
同じように男子剣道部も、エントリー人数の5人に達せずに団体戦に出場しましたが、初戦で全員が引き分けに持ち込みました(人数不足の分は「不戦敗」になり、結果として団体戦は敗退したが、個々の試合には誰も負けていない!)。
もちろん、新入生の入部に関係なく、2・3年生のみで団体競技のエントリー人数に達しているクラブもありますが、それは硬式野球部・サッカー部・女子柔道部・硬式テニス部(男女)・バスケットボール部(男女)・卓球部(男女)など、必ずしも全てではないのです。
団体競技のクラブの苦しみが、ここにあります。
競技経験の少ない新入生を交えて、3年生部員最後の公式戦に臨むことには、ある種の難しさがありますが、それでも昨夏の新チーム結成以来、ずっと心待ちにしていた単独チームが組めたことに、2・3年生部員の「踊り出したくなるような」喜びがあります。
さて、タイトルの件は、ソフトボール部です。
本日、高田高校に遠征しました。
先週の公式戦で、上野高校さんとの合同チームを解消してから、初めてむかえる単独チームとしての対外試合でした。
一昨日、名張高校で予定していた練習試合を雨天中止にしていたので、今日は何としてもさせて頂きたいゲームでした。
今日は、よく晴れた一日でした。
松阪高校、桑名西高校、高田高校と計3試合、させて頂きました。
新入生部員の中には、高校から競技を始めた選手も複数いて、ソフトボールの試合に初めて出場する選手も複数いました。
収穫は、「自分たちの不足している部分がはっきりした」「いち早く『気づく』ことで、自分たちの苦しい時間帯から早く抜け出せることを体感した」ことなどです。
また、このうち2試合で最終回まで「競り合い」を演じたことも、貴重な経験になりました。
まもなく3年生部員が引退をかけた県総体をむかえますが、ようやく誕生した「若いチーム」は、(遅ればせながら)今から張り切って、胸を張ってスタートします。
同じような境遇の、校内の他のクラブも、応援してください。
精一杯、がんばります。
[写真は、津市の高田高校にて、ソフトボール部の「最初の練習試合」の冒頭]
(2012.5.5撮影)