ソフトボール部　２月の活動

（顧問執筆）

　寒い毎日が続いています。
　屋外で活動するクラブには、きびしい季節です。

　先週末も降雪のため、校外での合同練習会が中止になりました。

　また練習前に取り組んでいる、学校周辺の3km走が、路面凍結のため途中で歩行に変更せざるを得ない日もありました。

　天候は仕方のないことですが、それでも今の時期にするべきことを、まじめに取り組もうと頑張っています。

　さて今月は、まもなく学年末考査をむかえるため、今週木曜日（2月23日）までの活動になります。

　ここまでの主だった対外活動は、以下の通りでした。

対外試合は、今月も1度のみ（3試合）でした。

　2月03日（金）　マラソン大会　［青蓮寺湖］

　2月05日（日）　津商業高、嵯峨野高と練習試合　［津商業高校］

　2月11日（土）　名張北中、名張中と合同練習　［名張高校］

　2月15日（水）　予餞会　［アドバンスコープＡＤＳホール］

　マラソン大会（女子は8.2km）は、毎年ソフトボール部では「最重要な学校行事」と位置づけていて、今年は事前の3回の試走と毎日の3km走で準備を重ねてきました。

　結果は、選手個々はそれぞれ様々な思いがあるようですが、顧問としては事前の予想（期待）を上まわるものでした。今現在、わずか5人での活動ですが、全員が今冬のシーズンベストを出しました。校内順位も、7位、11位、12位、14位、24位でした（女子の部は20位以内が入賞ライン）。

　顧問は就任5年目ですが、ソフトボール部としては過去最高の結果でした。過去5年間の中には、上位20位以内にソフトボール部員が誰も入らなかった年もあります。昨年は10人中6人が入賞、今年は5人中4人が入賞しました。

校内順位は競争相手のある話ですが、タイムはまさに「自分を追い込んだ結果」そのものです。今回の上位2名のタイムは、ここ5年間では「ソフトボール部レコード（最高記録）」でした。
　部内2位（校内11位）に入った選手（2年生・主将）は、「あと少しで、順位をもう一つ上げることができたので、とても悔しい。でも、去年いちばん速かったソフト部の先輩の記録を抜くことができたのは、本当にうれしい。」とコメントしていました。この選手は、部内の試走で出したベストタイムを2分以上短縮していました。

　上野高校さんとの合同チームは、今月も一度だけ試合を行いました。合同チームの44、45、46試合目でした。

　基本動作の精度で劣り、中継プレーや挟殺プレーなど「チームでアウトをとる」完成度も低く、不要な失点を重ね、3試合とも負けました。

　津商業高校の監督さんからは、最後に選手たちに対して「好きでソフトボールをしていて、なおかつ合同チームなのだから、もっと楽しそうに大きな声を出してプレーをしたらどうか。」というお言葉を頂戴しました。また練習法も観察させてもらい、そのいくつかは名張高校に持ち帰って試しています。とても得ることの多い一日でした。

　北中、名張中さんとの合同練習は、高校生5人に対して中学生12名と向き合う、高校生にとってとても貴重な勉強の機会でした。
　名張高校ソフトボール部は新年度、多くの仲間を迎えないと、試合ができない境遇にあります。もしもの場合、最上級生は公式戦を戦うことなく、引退することになります。ですので、一人でも多く、新入部員に入ってもらいたいと考えています。つまり、
　「自分を成長させてくれるのは、この集団かも。」
　「この先輩についていったら、楽しい高校生活が送れるかも。」
　と思ってもらえるような雰囲気づくりを、部員相互で研究しているところなのです。中学生との合同練習は、私たちにとっても大きなチャレンジでした。

　予餞会でのソフトボール部は、冒頭の校歌斉唱と、「後輩部員からのメッセージ」で登場しました。いずれもユニフォーム姿です。

　メッセージでは、ダッシュでの入退場、大きな声、メッセージを受け取った観客席の３年生部員の好意的な反応を含めて、わずか30秒の制限時間を上手く、濃く使ってくれたと思っています。

　ちなみに文化部では、放送部の発表に好感を持ちました。ソフトボール部との共通点は、二度のリハーサル時から「力を抜かずに」、一所懸命にパフォーマンスの練習をしていたということです。

　３月の学年末考査後から、いよいよ練習試合を通した調整期に入ります。また４月の新入部員の迎え入れを見据えたチームづくりにも、さらに本腰を入れて頑張ります。

　［写真は、津商業高校にて、同校と練習試合］

　（2012.2.5撮影）