三重県立かがやき特別支援学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当校は、国立病院機構三重病院に隣接する県立緑ヶ丘特別支援学校と、津市城山にあった県立草の実リハビリテーションセンター併設の県立城山特別支援学校草の実分校、及び県立小児診療センターあすなろ学園併設の津市立小中学校あすなろ分校が、県立子ども心身発達医療センターの設置に伴って、ここ津市大里の地に再編・統合され、平成29年4月に開校しました。
現在、緑ヶ丘校(本校)は三重病院または三重大学医学部附属病院に入院する子どもたちを、草の実分校は子ども心身発達医療センターまたは三重病院に入院する肢体不自由の子どもたちを、あすなろ分校は子ども心身発達医療センターに入院する子どもたちを、それぞれに対象とする3校からなる病院連携学校群となっています。
三重大学医学部附属病院内の院内教室では、令和4年度に高等部を設置し、これまでの小学生及び中学生に加え、高校生も安心して学ぶことができる環境を整えるなど、学習機会の保障に係る取組を一層進めているところです。
隣・併接する各病院と連携できる強みを生かし、医療・福祉・教育の多機関・多職種が連携する「チームかがやき」として多角的な支援を進めています。
当校は「目指す子ども像」として
○思いやりと優しい気持ちをもち、自他のいのちを大切にする子ども
○確かな学力と社会性を身につけ、生活の中で生かそうとする子ども
○友だちと助け合い、知恵を合わせて課題を解決しようとする子ども
の3点を掲げ、医療等と連携した教育環境の中で、子どもたちが学びあい、教育活動全体をとおして学ぶ楽しさとわかる喜びを感じ、前籍校へのスムーズな復帰が実現できるよう、そして自分の願いや目標を達成できるよう、教職員一丸となって取り組んでいます。
また、学校活動においては、入院する子どもたちのおもいに共感し、寄り添う姿勢を大切にしています。
一方、「チームかがやき」による支援は、県内の特別支援学校のセンター的機能を牽引する「センターオブセンター」としての役割を担っており、教育相談をはじめとした地域支援、「かがやき講座」など各種研修会の開催、教材ライブラリーの設置、情報発信等にも積極的に取り組んでいます。
引き続き、病院と緊密な連携を図ることで入院する子どもたちの教育に誠実に取り組むとともに、保護者の方や関係機関、前籍校等との連携のもと、一人ひとりのニーズに応じたきめ細かな教育・支援を進めてまいります。
令和7年4月
かがやき特別支援学校 校長 遠藤 純子