トノサマバッタの研究

トノサマバッタ採集①

 2020年9月13日(日)、宮川の河川敷において、トノサマバッタの採集にチャレンジしました。

<成果>
・オス(緑)×1
・オス(茶)×4
・終齢幼虫(緑)×2
・終齢幼虫(茶)×1
※終齢幼虫は、後に全てメスと判明。

 成虫のメスが得られず、次回の目標としました。

2020年09月13日

トノサマバッタ採集②

 2020年9月19日(土)、宮川の河川敷において、再びトノサマバッタの採集にチャレンジしました。

<成果>
・オス(茶)×1
・メス(緑)×1
・メス(茶)×1

 目標であった成虫のメスを捕獲。孤独相のオスと、孤独相・群生相のメスが少ないのでもう少し捕まえたいと思います。

2020年09月19日

終齢幼虫(緑)、脱皮!

 2020年9月18日(金)の深夜、終齢幼虫(緑)が脱皮して成虫になりました!
 翌19日、幼虫用の虫かごに、何故か1匹成虫が混ざっているので不思議に思ってよく見ると、ネットに
ぶら下がる抜け殻を発見!たった1回の脱皮でこれほど大きさが変わるのか、と驚きました!
 19日の深夜には、もう1匹の終齢幼虫(緑)も脱皮しました。両方ともメスでした。

2020年09月19日

お見合い作戦、発動!

 親世代が孤独相であるか群生相であるか、という違いが次世代に及ぼす影響について検証するために、交尾・産卵させる際には【オス(緑)×メス(緑)】【オス(茶)×メス(茶)】というように組み合わせを固定しました。
 21日には【オス(茶)×メス(茶)】のつがいが、翌22日には【オス(緑)×メス(緑)】のつがいが交尾を始めました。
 オスは交尾を終えると力尽きて死んでしまうというイメージを持っていましたが、休憩を挟みつつ何日も頑張っている様子です。

2020年09月22日

トノサマバッタ採集③

 2020年9月22日(火)、宮川の河川敷において、三度トノサマバッタの採集にチャレンジしました。

<成果>
・オス(緑)×4
・オス(茶)×1
・メス(茶)×1

 メスの終齢幼虫(緑)2匹が脱皮して成虫になり、個体数もある程度そろったので、交尾・産卵させる親の組み合わせを増やすことを検討しました。

2020年09月22日

終齢幼虫(茶)、脱皮!

 2020年9月23日(水)の夕方、終齢幼虫(茶)が脱皮して成虫になりました!
 刺激しないように静かに見守りつつ、ビデオカメラで撮影することに成功しました。
 この個体もメスでした。

2020年09月23日

トノサマバッタ採集④

 2020年9月29日(火)、宮川の河川敷において、四度トノサマバッタの採集にチャレンジしました。

<成果>
・オス(緑)×2
・メス(茶)×1

 学校へ移動する間は一つの虫かごに入れていたので、移動中にオス(緑)とメス(茶)が交尾を始めてしまいました。そのためこの日捕獲した個体は【オス(緑)×メス(茶)】の組み合わせに加えました。

2020年09月29日

産卵しました!

 2020年10月3日(土)の深夜、9月29日に採集したつがいが産卵しました。最終的に、10月29日までの期間で【オス(緑)×メス(緑)】【オス(茶)×メス(茶)】【オス(緑)×メス(茶)】の組み合わせのつがいが産卵しました(【オス(茶)×メス(緑)】の組み合わせは上手くいきませんでした)。産卵を終えると、メスは産卵場所が天敵に知られないように後脚で地面の穴を埋めます。
 卵発生が順調に進行すれば、来年の5月頃に幼虫がふ化すると思われますので、それまで大切に保管しておきます。ふ化に成功したら、幼虫たちを様々な密度等の条件下に置き、相変異の条件について検証していく予定です。

2020年10月29日

ふ化しません…。

 2021年6月27日(土)現在、昨年の秋に産卵したトノサマバッタの卵は、ふ化していません。もう少し様子を見てみますが、ふ化に失敗した場合は、失敗の原因を検証しようと思います。
 それとは別に、(卵がふ化しなかった場合に備えて)今年の5月8~9日に採集したトノサマバッタの幼虫(3~5齢)を、様々な条件で飼育しました。研究結果については、まとまり次第、動画に編集してYouTubeで配信する予定ですので、ぜひご視聴ください。

2021年06月27日