本校の考える防災教育
本校舎は熊野灘沿岸に立地し、今後予想される南海トラフ巨大地震や、東日本大震災の教訓から、地域や保護者の防災についての意識も高く、学校での防災教育の充実が望まれています。また、南伊勢町では人口減や少子高齢化の進行が著しく、地域の防災に高校生が果たす役割がますます重要となってきています。本校が考える防災教育とは、単に避難訓練や防災講演会といった直接的なものだけでなく、自分たちの生まれ育った地域のことをよく知り、高校生が地域の行事などに積極的に参加することで地域の活性化に貢献し、そして郷土を愛する心を育成することが自分たちの地域を守る防災意識へと繋がると考え、学校だけでなく地域の機関と連携をはかりながらさまざまな取り組みを行っています。
防災紙芝居
2012年度 東北ボランティア
2012年度は、「みえ災害ボランティア支援センター」が主催する東日本大震災ボランティアバスパックという活動に、南勢校舎と度会校舎の有志が参加しました。
岩手県山田町を訪れ、町の歴史や震災・津波被害について、前町長の案内のもと、いろいろな場所を訪れました。
山田町では、砂浜の砂からガラス片や木くずを取り除く作業や、洗浄された写真を台紙に貼り、山田町社会福祉協議会の廊下に掲示する作業をしました。社協を訪れた人が自分や家族の写真を見つけられるようにするためです。さらに、仮設住宅を訪れ、お茶会やアルバムカフェなどを行い、地域の方々と交流しました。震災当時のことや今の暮らしのことなどを聞かせていただきました。
岩手県山田町を訪れ、町の歴史や震災・津波被害について、前町長の案内のもと、いろいろな場所を訪れました。
山田町では、砂浜の砂からガラス片や木くずを取り除く作業や、洗浄された写真を台紙に貼り、山田町社会福祉協議会の廊下に掲示する作業をしました。社協を訪れた人が自分や家族の写真を見つけられるようにするためです。さらに、仮設住宅を訪れ、お茶会やアルバムカフェなどを行い、地域の方々と交流しました。震災当時のことや今の暮らしのことなどを聞かせていただきました。
デジタル版防災マップづくり
2013年度 東北ボランティア研修
避難所運営ゲーム
2014年度 東北ボランティア
南伊勢町との合同避難訓練
2015年度 東北交流ボランティア
岩手と三重の子どもたちからの防災メッセージ
Myゼロパック
2016年度 東北交流ボランティア
2016年は、三重県内の中高生による「学校防災ボランティア事業」に参加しました。宮城県の東松島市、石巻市、多賀城市と女川町、福島県富岡町を訪問しました。前年度と同様、仮設住宅での寝袋宿泊体験や炊き出し訓練、集会所での流しそうめんを通した地元の方々との交流を行いました。また、多賀城高校で避難所運営ゲームなどを通して、現地の高校生らと防災合同学習会を行いました。さらに石巻市では、語り部の方と交流し、被災時やそれからのことを聞かせていただきました。最終日には福島県双葉郡富岡町を視察し、今なお立入制限され、5年前から修繕されいていない町並みを目の当たりにしました。この年度は、事前学習、現地学習、事後学習で学んだことをもとに、地域の防災リーダーとしての活躍が期待される防災士の資格を習得することができました。