まちづくり甲子園に参加しました。

7月28日~30日、島根県隠岐島前で開かれたまちづくり甲子園に本校のSBPの生徒が参加しました。まちづくり甲子園は、多様な地域から集まった普段交流のない他校のメンバーと協働しながら、隠岐島前地域が抱える地域課題を、限られた時間で探究し、解決策を提案していく活動です。参加した学校は、島根県立隠岐島前高等学校、兵庫県立村岡高等学校、愛媛県立宇和島南中等教育学校、そして本校の4校でした。

日本の多くの地域は、これから世界が直面するであろう過疎・少子高齢化といった課題を抱えており、とりわけ隠岐島前はそんな日本の中でも超課題先進地域とも言われています。この地域で課題を解決することは、世界にとっての先行事例となりえます。

その島前地域で、①教育に関する課題、②畜産の後継者に関する課題、③観光に関する課題、④福祉に関する課題、⑤漁業・農業の後継者に関する課題、⑥地域の景観保存に関する課題の計6つの課題について、それぞれ実際に課題に立ち向かっておられる方々へのインタビューをするフィールドワークを行いました。

インタビューを終えた後、中間発表を経て、成果発表に望みました。それぞれの課題に対して、各班から解決策が提案されました。発表を聞いていた課題の提供者からは、「解決策の中には、実際に行っていけるものがある。」と前向きなコメントをいただきました。

自分の住む地域以外の課題でしたが、生徒たちは当事者意識を持って活動していました。チームとして活動することの楽しさや難しさなど、多くのことを学ぶことのできた交流となりました。