赤目小との合同授業

10/23(水)1限「製菓製パン実習」の授業は、赤目小学校5年生との合同授業でした。

 

「製菓製パン実習」は生活デザイン系列食物選択の3年生の授業です。この日は赤目小22名の5年生と一緒にお菓子作りをしました。「ピーチマフィン」桃のカップケーキです。

 

今回のきっかけは、食物選択生が毎年取り組んでいる「やなせ宿ワンデイシェフ」の新聞記事を赤目小の先生がご覧になったことです。赤目小では「人権総合学習」で、地域の方々からお話を聞き、人々の生き方に触れる学習をしています。その一環で、食物を選択している高校生が、どんな学習をしているのかを知りたいという申し出がありました。そこで本校の授業に参加し、日頃の学習の様子を見てもらおうということになりました。

 

高校生は、前週に「ピーチマフィン」の実習を行い、どのようにしたら小学生にわかりやすく教えられるかを研究しました。これは3年生にとっては基本的で簡単なお菓子なのですが、教えるとなったら話は別です。普段何気なくやっている作業を、小学生に理解してもらうにはどのようにしたらよいか、高校生は真剣に考えました。

 

今日は、1人の高校生と1~2人の小学生が共同して作業を進めました。難しい作業は高校生が行い、簡単な作業は小学生にやってもらうなど教え方にも工夫が見られました。自分がしっかり教えなければという責任感からか、普段よりもいっそう頼もしく見えました。

 

最後に、焼きたてのカップケーキを試食して、今日の授業は終了です。最後は一人ひとりと握手をしてお別れしました。「はぁー、めっちゃ疲れたー!教えるってこんなに大変なんやなぁ。」「自分ができることと人に教えることは違うんやな。教えるって難しいわ。」と言っている高校生がいました。そうです、教えるとは簡単なように見えて、実はとても大変なことなのです。それが学べたことが、今日の一番の収穫でした。

 

今日は新聞各社やケーブルテレビの方にも取材していただきました。今後も、本校生徒のがんばっている様子が広く知られていくことを願っています。

  




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