PTA寄稿 スポーツと食事5 タイミング別の食べ方 

 (2013.2.17/7:53公開)

 

 [編集者]
 本校の野球部が、練習後にマネージャーの炊いた米飯(炭水化物)を食べるようになったのは、昨年末(2012年11月)からです。当初は米飯を茶碗に盛って、ふりかけをかけて食べていましたが、最近はおにぎりにして食べています。
 米飯の前は、練習後にプロテインを飲んでいました。
 また昨年の夏季休業中には、選手は各自でおかずを持参して、業者から購入した米飯と合わせて練習後に食べていたこともありました。

 

 ジュニア・アスリートフードマイスターの資格をお持ちの本校PTA役員の方からの、5回目の寄稿です。

 

 [寄稿者]
 スポーツの活動時期は、オフ期・トレーニング期・試合期に分けられます。
 また、これらをロング・サイクルとショート・サイクルに分けます。

 

【ロングサイクル】
オフ期
 休養をとる時期なので、体調を崩したり、太ったり痩せたりしないように、食べる量に注意を払い、バランスのとれた基本の食事をする。
トレーニング期
 トレーニングの目的によって、食事計画にバリエーションが出る。
試合期
 競技の性格(瞬発系か、持久力系か、メンタル系か)によって、食事のあり方が変わる。

 

【ショートサイクル】
試合前(3日間程度)
 どの競技も試合前の数日間は、エネルギーをため込むことが重要視されます。
 3日前 : 炭水化物中心の食事(ビタミン&ミネラルは減らさない)
 2日前 : 同じ
 1日前 : 同じ
 →試合当日の体調がピークになるように留意する。

 

試合当日
 朝~試合中のテーマは、「エネルギー摂取」。
 消化が良く、すぐエネルギー源になるもの(炭水化物)を摂り、消化の悪い脂質や繊維の多いものは摂らない。試合の3時間前までには食べ終える。
試合当日試合直前
 エネルギー(炭水化物)の補給のみとし、消化が良く、試合の負担にならないものを少量摂取する。バナナが最適。脂質の多い調理パンなどは避ける。
試合当日試合中
 水分補給、ミネラル補給(電解質)が中心。
 こまめな栄養補給ができるように、摂り方も工夫する。
試合当日試合直後
 試合後のテーマは、「疲労回復」。
 できるだけ早いタイミング(運動後から60分以内が目安)で、身体が失ったものを補給。炭水化物やクエン酸を摂取する。
試合当日
 アミノ酸、タンパク質、クエン酸、抗酸化物(ビタミンやカロチン)、鉄分の摂取。
 疲れていても食べやすいように、調理を工夫する。

 

試合後
 次の試合までのインターバルが長ければ、トレーニング期と同じ要領で対応。

 

 ジュニア・アスリートフードマイスター M.E

  
[写真は、本校・5号棟1階にて、炊飯器のスイッチを押す野球部マネージャー]
(2013.2.16/13:18撮影)

 

※野球部は、一緒に「まじめに」ご飯を炊いてくれるマネージャーを、募集しています。




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