授業02 素描
「素描」は、本校・総合学科の6系列のうち、「芸術メディア系列」の講座です。
2年次にも、3年次にも開設されています。
このうち、2年生の授業は、2部構成になっています。
はじめに人物のクロッキー(速描)を描き、その後、静物をじっくり描きます。
前者は、5分間で大まかな形を描けるように努めます。
これを4~5回くり返します。
速く、正確に描く訓練です。
これを毎週のように反復して行うことで、「速く、モノの本質を描く力」を養います。
後者は、鉛筆でデッサンを描きます。
また「鉛筆デッサン」をごく薄く描いて、絵の具で「着彩」することもあります。
いずれにしても、正確に見たままの姿を描く練習です。
「静物」は、はじめはティッシュペーパーの箱やコップなど、箱型や丸型など、形状が単純で描きやすいものを題材にしますが、やがて網状のトレーや半透明のビニール袋に入ったモノなど、描くのが難しい題材にレベルアップしていきます。
2年生は、系列に分かれて授業を受ける最初の時期なので、「好きな分野を選択している」意識の強い生徒は、とても意欲的でした。
この授業も、「時間の過ぎるのがあっという間」という声があがっていました。
初志を大切にしたいですね。
[写真は、本校デザイン実習室にて、素描(2年)のクロッキーの様子]
(2012.4.26撮影)