平成23年度 三重県立名張高等学校 卒業式 式辞(全日制)

平成23年度 三重県立名張高等学校 卒業式 式辞(全日制)

(卒業生の皆様へ)
日ごとに寒さも和らぎ、今年も新たな希望に満ちた春が巡ってまいりました。
本日は、多数のご来賓、保護者の皆様のご臨席を賜り、平成23年度卒業式を挙行できますことは本校にとって大きな喜びであります。
185名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
保護者の皆様、お子様が晴れて本校を卒業されますことに心からお喜びを申し上げます。
(本校の歴史と特色)
本校は、大正5年創立の名賀(なが)農学校が元となり、
昭和23年に三重県立名張高等学校が創立されました。
以来95年の歴史を刻む中、優秀な人材を世の中に送り出して参りました。
皆さんは、高校第64回卒業生となります。
(本校卒業生として自覚と誇りそして責任を)
一番大切な時期を名張高校で過ごし、どのようなことを感じ学んでいただいたでしょうか。
今後、皆さんは進学、就職と別々の道を歩き、また新たな目標、夢を持って社会へ出ていく訳ですが、人生色々なことが待っていると思います。
私も、皆さんといっしょにこの1年間を過ごして来ました。
その間心がけてきたことは、「皆さんにとって一番良いのは何か」ということを常日頃考え、行動してきました。
目先にとらわれず、先の先を見て、何が皆さんのために一番良いのか?
何を皆さんにお願い、訴えれば良いのか。
今日の卒業式に何を伝えれば良いのか。
やはり結論は、皆さんおなじみの3つのことです。
① 挨拶をしよう・元気良く挨拶をしていただきました。
② 服装を正そう・制服の着こなし、ブレザーにネクタイ、リボン着用を徹底してもらいました。
③ 時間を守ろう・無遅刻、無欠席 皆勤賞の方が沢山いらっしゃいます。
この3つのことは、社会へ出てから、また皆さんが結婚して、子供ができ親になった時に身に染みて分かるようになると思います。
今までは、保護者や先生達に守られてきましたが、卒業を機にある意味自由になります。高校生という枠や校則からは自由にはなりますが、その分自分に課せられる責任がぐっと重くなり、自由の重みをずっしりと感じるようになります。
今日という区切りの日に保護者の方へ、お世話になった方へ普段は照れくさくて言えないと思いますが、「高校を卒業することができました。ありがとうございました!」と、言葉で気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
皆さんには、生涯、名張高校生であったことに自信を持ち、誇りを感じ、胸をはって前をしっかりと向いて歩き、社会での責任を果たして欲しい。
時には走り、時には立ち止まり、また前を向き歩き続けて欲しい。
私自身、皆さんと過ごした時間を、大変誇りに思っています。
皆さんと出会えたことに感謝しています。本当にありがとうございました。
(結びとして)
結びとなりますが、本日の卒業式にご臨席いただきましたご来賓、保護者の皆様に、重ねて厚く御礼を申し上げますとともに、今後ともご協力を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。




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