H29 3月21日(火)修了式 学校長式辞

平成28年度 全日制修了式 学校長式辞

平成29年3月21日(火)

 皆さん、おはようございます。
 先ほどの校歌斉唱で、私は自分自身も歌いながら皆さんが整列している回りをゆっくり1周しました。さすがに、昨年度に比べてほとんどの人が声を出して歌っていました。全体としてしっかり声が出ていて良かったと思います。これを今後とも名張高等学校の伝統としてほしいと思います。
 さて、平成28年度「修了式」にあたり、皆さんにお話をしたいと思います。
 皆さん「修了式」の意味を知っていますか。学年ごとの学業を修めたことを祝うのが「修了式」で、各学期の終業式とはちがいます。本日の「修了式」で、皆さんの平成28年度が終了します。
 去る3月1日には3年生が無事本校を巣立って行きました。そして、皆さんは4月から新たな学年となりますが、この1年を振り返って、次の学年へ心構えをしっかり持ってほしいと思います。
 2年生の皆さん、修学旅行、そしてそれに続くインターンシップ、本当に良く頑張りました。来年度に向けた進路実現の大きな礎になりました。
 1年生の皆さん、皆さんは他の学年より1クラス多い6クラスでスタートしました。年度当初から元気がよく、学習活動や部活動に意欲的に取り組む生徒が多くいるなと感じました。この良さを2年生になっても伸ばしてほしいと思います。
 また、本年度のトピックスはなんといっても11月に行った百周年記念式典です。皆さんの当日の対応は実に素晴らしく、先日偶然お会いした式典に参加していただいた方からも、「素晴らしい式でしたね。特に生徒のみなさんの態度が素晴らしく、みんな輝いていました。」とのことばをすでに5ヶ月近く経過しているにもかかわらずいただきました。よほど印象に残ったのだと思います。      
 さて、これまで皆さんには「挨拶をする」、「服装を正す」、「時間を守る」を基本として、「授業を大切にする」という目標を立て、その実践について皆さんに何度も伝えました。皆さんはそれを実現できましたか。1年間の節目として振り返り、評価できること、反省するところをまとめて、次年度に生かしてください。
 そこで、最近少し気になることがあります。朝校門に立ち皆さんに挨拶をしているとき、最近挨拶がきちんとできる人と全くできない人の差が大きくなってきたことです。中には遠くの方から大きな声で挨拶してくれる人も大勢います。逆に、真近くでこちらから挨拶しても全く返してくれない人もいます。気がつかなかったのか、何かいやなことがあり落ち込んでいたのか、考え事をしていたのでしょうか。でも、元気に挨拶をすることで自分自身をいやな気持ちから解き放ってくれることもあるのです。新年度からの皆さん全員の元気な挨拶に期待します。私の好きな四字熟語に「一期一会」があります。私が担任をしていた時のクラス通信もこの「一期一会」でした。「一期一会」とは、茶道に由来する日本のことわざで「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」、さらに「もしかしたらこの人と二度と会えないかもしれないという覚悟で人には接しましょう」という意味の言葉です。ぜひこのことばを覚えてください。
 最後に、昨年度の修了式にもいいましたが、新年度に向け、皆さんに2つのことを提案します。
 1つめは 、本年度中の身の回りを整理した上で、新年度開始に向け計画や目標を立てることです。
 2つめは、明日からの「春季休業」を有効に活用することです。本年度の復習や課題に取り組むこともいいでしょう。部活動により真剣に取り組むこともいいでしょう。ふだん読めなかった本をこの機会にしっかり読むこともいいでしょう。
 さあ、いよいよ明日から春季休業です。生徒の皆さん、この期間が充実したものになるよう学習や部活動に頑張るとともに、自己の「安全」と「健康」に十分気をつけてください。
 それでは、4月の始業式には皆さん全員の元気な姿を見せてください。
 以上で平成28年度修了式の式辞とします。




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