H29 7月21日(金)全体集会 校長講話

平成29年度 7月末全校集会 校長講話
平成29年7月21日(金)
 みなさん、こんにちは。
 今日で1学期が終了します。4月に名張高校に赴任して、はや4ヶ月が過ぎようとしています。みなさんも、この間、日々の授業や部活動をはじめ、2回の定期考査、体育祭、球技大会等の行事等々、みなさんにとっては非常に忙しい4カ月だったのではないかと思います。その中で皆さんは着実に成長し、力をつけてきたと思います。
いよいよ3年生は進路実現に向けての本番が始まります。10年後の自分を想像して、挑戦の気持ちを持って挑んでください。2年生は、部活では中心となり、学校行事では「修学旅行」や「インターンシップ」が控えています。3年間で最も大切な時期であるともいえます。1年生はもうそろそろ高校にも慣れたでしょう。この調子で、計画を立てて、学習、部活動等にますます取り組んでください。
今日も表彰伝達や壮行会がありましたが、名張高校生の活躍が、新聞や地域の情報紙にたくさん取り上げられています。これからも多方面で様々な活躍を期待しています。
 今年の夏に、宮城県や福島県の被災地に出向いて、現地の方々との交流や心のケア等を含めたボランティア活動を行う「学校防災ボランティア事業」に、本校1年生の2名が参加を申し出てくれました。6年前に起こった東日本大震災のことは皆さんも覚えているでしょう。私もちょうど高校の入学者選抜の採点中で慌てたことを覚えています。死者は15,893人、重軽傷者は6,152人、警察に届出があった行方不明者は2,553人と発表されています。この震災以降も、各地で自然災害が発生して、最近では、この7月5日には九州北部豪雨があり福岡・大分で30名を超える方が亡くなりました。大規模な自然災害発生時に地域で自ら行動できる力をしっかり学んできてもらいたいことはもちろんですが、もう一つ、命の尊さについても是非感じとってきてください。そして、是非感じたこと、考えたことを是非、名張高校の生徒のみならず三重県の高校生たちとも共有する機会を作ってもらいたいと思います。
 アジアを中心に世界的にボランティア活動に取り組んでいる池間哲郎さんの言葉です。ボランティアに大事なことは「知ること」「分けること」「尊敬すること」そして、「自分自身が一生懸命生きること」これが最高のボランティアである。みなさんも夏休みの機会に是非この言葉の意味を考えてもらいたいと思います。
 9月1日には、全員元気でこの体育館でお会いしましょう。
 以上で私の話を終わります。




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