H29 10月4日(水)後期始業式 式辞
平成29年度 後期始業式 式辞 平成29年10月4日(水)
10月を迎え、秋休みも終え後期が始まりました。みなさんは名張高校が前期・後期の二学期制であることはSHRを通じて知っていると思います。昔の学校での1年間は、夏休みと冬休みで区切った3つの学期に分けて行う三学期制が一般的だったのですが、アメリカ等では9月から始まって前半と後半を分ける2学期の区分けが一般的でした。
大学や短大などのほとんどが2学期制で、さらに半期毎に単位認定が行われている学校がたくさんあります。
小中高校に関しては、平成13(2001)年度に滋賀県栗東市の小学校で2学期制を初導入、翌14(2002)年度からは宮城県仙台市の全市立小中学校で導入されました。この取り組みが有名になり、これ以降2学期制を取り入れる学校が増えることになります。三重県でも、県立高等学校で(全日・定時・通信制を合わせた)69校中16校(約23%)が二学期制を導入しています。
名張高校も平成14(2002)年に総合学科への改編する際に導入されています。2学期制を導入する意図として、1つの学期がなくなることで、始業式と終業式などの行事が減ったり、年間の授業時数を増やすことができること、学習期間が長くなることでゆったりとした学習設定ができるなどということがあったのだと思います。昨年は秋休みがなかったと聞いていますが、今年のような秋休みを機会に前期・後期の2期生であることを実感してもらえればと思います。
さて、今日は9月22日に発売されたiPhone 8、この後にもiPhone Xが続きますが、この発売発表で感じたことを話したいと思います。新しいiPhone 8、Xにはワイヤレス充電、iPhone Xには顔認証「Face ID」の新機能が追加されました。とは言え、ワイヤレス充電は置くだけ充電として、日本ではもう既に5年ほど前に廃れている技術で、iPhone Xの顔認証もAndroidでは何年も前に導入済みです。また、一つ前のモデルのiPhone7から導入されたおサイフケータイ機能も、日本では15年ほど前のケータイから使えるようになっています。このように、日本にとってはありふれた機能でありながら、iPhoneに搭載されると聞くと、なぜかワクワクしてしまいます。改めてappleという会社は凄いなあと思ってしまいます。
ちょうど、ノーベル賞の発表も続いていますが、新しい発明をする、新しい技術を開発することはとても素晴らしいことです。しかし、今あるものに目を向けて新しい光を当てることもとても大切な事です。これは、人も同じではないでしょうか。自分自身や周りにいる仲間たちの事を改めて見直してください。そして、総合学科という多くの学びの機会を持つ名張高校で、日々の生活での様々な経験を通じて、仲間とともにお互いに励まし合ったり認め合ったりしながら、それぞれが持っている魅力に気づいてほしい、そんな風に思っています。
後期の行事である学校祭もすぐそこです。仲間とともに大いに盛り上げてください。以上で、前期始業式の講話とします。