三重県立盲学校
2 グループ別研修について C・歩行グループ
第1回
研修の方向性についての座談。
- 事例研究、環境・空間認知、白杖の基本など、基本の体験・自らの知識技術としての習得
- 屋外での実習
- 視覚障害当事者の職員からの体験をふまえた研修
第2回 手引き歩行
- 資料配付
- 「T 歩行訓練 視覚障害者のためのリハビリテーション」(日本ライトハウス)主に中途視覚障害者に対してのもの。「歩行指導の手引き」(文部省)は盲児向け。
- 「盲人ガイドのキーポイント」
第3回 室内歩行
1・資料の査読と、意見交換
- 定位(オリエンテーション)と移動(モビリティ)
- 移動のための技術:防御の姿勢(上部防御・下部防御)・白杖・伝い歩きと方向とり
- ○中途視覚障害の人:
- 視覚による知識を視覚以外の感覚に置き換える。
- ○先天盲の子:
- 視覚以外の感覚によってイメージを作っていく。
2・実習
課題「児童生徒に、ある場所への行き方を言葉で指示する。」(本人を思い浮かべながら)
実態把握に基づいた適切な言葉での説明が必要であることを実感する。
第4回 白杖使用技術
・資料の査読による白杖の使い方の確認
第5回 屋外歩行指導実習
・アイマスクをして、二人組で白杖歩行。
・新しく学校の近くにできた公民館へ出かける。
・反省点として、外に出ること歩くことに重点を置きすぎ、言葉による指示が不足していた。
第6回 各学部の事例紹介と次年度への方向付け
1・各学部の事例紹介
- 小学部の事例1:
- 歩行訓練士と歩くことに慣れる、歩くことを楽しむ。
- 小学部の事例2:
- 歩行以前、白杖以前段階。空間認知・環境把握への取り組みが必要。
- 小学部の事例3:
- 初めての場所でも、狭い範囲なら2、3回教えたら理解できる。1・2・3階の位置関係についての学習。道の形と人や車の動きを学習。
- 普通科の事例:
- 歩行訓練士による指導は、月に2回くらい。学校周辺のメンタルマップの形成を目指す。学校と最寄りの駅との往復。援助依頼面での課題。
2・次年度の歩行グループの内容についての提案
- 歩行訓練士との研修会。
- 生徒に来てもらって歩行訓練を実施し研修する。
- 歩行訓練士の訓練の様子をビデオ撮影し研修に使用。
- 参考になる本の読み合わせ。
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