臨海実習に参加しました!

 8月1日、生物部の希望者全員で他校と合同の臨海実習に参加しました。志摩市の水産高校に協力してもらい、複数の高校が集まって実施されました。日帰りの参加でしたが、たくさんの貴重な体験ができたと思います。特に良い経験となったのはスキューバダイビングです。初めてのことで少し緊張しましたが、とても楽しむことができました。
 今回も様々な生物を見つけることができましたが、中でも印象に残っている2種を紹介します。
 まずはクモヒトデです。水族館ではよく見かけるのですが、野生の個体は今回初めて、しかも複数個体見つけることができました。赤黒く中央の盤が小さい個体と茶色と黒の縞模様で中央の盤が大きい個体がいました。さらに驚いたのは、通常ヒトデは腕部にも消化器官等を備えていますが、クモヒトデの消化器官は中央の盤にしか存在しないということでした。
 次にナマコです。ナマコは美味しいのでお気に入りです。今回観察したナマコは手のひらサイズの黒い個体でした。他校の生徒とナマコが内臓を出すところを見てみたいと考え、一緒に刺激を与えまくりました。気になったのは、体表に付着していた白い突起のようなものでした。よく見ると巻貝のような形状でしたが、あれは寄生していたのでしょうか。
 今回だけで様々な発見ができたので、来年の臨海実習も楽しみです。(担当:R.N)

2024年08月01日