羽ばたけ!昴ブログ BLOG 実生栽

実生栽

今日から美術工芸系列3年生は実生栽に取り組みます。
実生とは樹木の種子を採取し、種から発芽させて育てることをいいます。宮川森林組合と大台町苗木生産協議会が、次世代に引き継ぐための森づくりとして、杉や檜を伐採したの跡地に本来その地に生えていた樹木に植え替える取組みを行なっています。そのための苗を樹木の種から作っているのですが、中には大きく育たない苗があります。それらの苗をただ処分してしまうのはかわいそうということで、盆栽として利用することを考えました。それを盆栽ではなく実生栽と呼びます。
第1回目は森林組合の方と協議会の会長副会長さんにお越しいただき、取組みを話していただきました。背景を理解してから鉢のデザインを考えることは、苗を思いやった作品作りになるのではないでしょうか。大量生産ではない1点もの。苗に同じものはないように、器にも同じものはありません。
毎年実施していますが、今年はどんなものができあがるか楽しみですね。