羽ばたけ!昴ブログ BLOG 実生栽

実生栽

今日は毎年恒例の美術工芸系列3年生が宮川森林組合と大台町苗木生産協議会が取り組んでいる実生栽の授業でした。
現在大台町では多様な生態系を維持した森林回復に取り組んでいます。一見すると緑豊かな山という感じですが、民有林の6割はは人工林スギ・ヒノキであり、実は動物にとっては餌のない住みにくい山です。またスギヒノキは根の張りが弱いので山の崩壊箇所が多くなってきています。そこでもともとその地域に自生していた樹木を調べ、その地にあった樹木を植栽することで、雨にも強く、動物にも優しい本当の山が回復を目指しています。
植栽するには樹木の苗木が必要ですが、実は苗木栽培している中で植栽に適さない弱々しいもの、まっすぐに育たなかったものがでてきます。それはそれで活かそうということで実生栽が誕生しました。
今回も昴生にはその器を制作してもらいます。器のデザインを考えてもらいましたが、今までにない素敵なデザインが多く驚きました。あとはイメージ通りに器を制作できるかですね。楽しみです。