キラリ★卒業生4 生活デザイン系列・食物 吹奏楽部
(2013.3.6/8:07公開)
人望があり、生徒にも先生にも頼りにされてしまい、よく仕事(責任)が集中していました。人前で話す機会の多かった生徒の一人です。演奏技術や調理技術の向上以外に、人と人との間に入って調整役に努め、人間関係を築いていくことに心を砕いてきた人です。
今回の一連のヒアリングで、最も長い時間、話を聴きました。
しゃべりながら、途中で泣き出してしまう一幕がありました。
[紹介]
堂山美由紀さん
生活デザイン系列・食物調理コース / 吹奏楽部(学生指揮者) 学校家庭クラブ(代表)
伊賀市立霊峰中学校出身
滋賀短期大学生活学科生活クリエイトコースへ進学<一般入試>
[本人談]
私は中3時に、名張高校の高校生活入門講座に参加して、先輩がクッキーを手際よく作っている姿や、コック服にあこがれて、この学校への進学を決めました。
2~3年次の系列授業『調理』では、調理検定の合格をめざしたり、3年次の秋からは学校祭や名張市内でのレストラン実習(旧細川邸やなせ宿での「名張トラッド」)の準備に奔走しました。私はいずれの実習でも料理長でしたが、調理技術だけでなく人間関係の調整に学ぶことが多かったです。
吹奏楽部でも演奏技術に加えて、人を動かすことも学びました。3年次の9月の定期演奏会では、学生指揮者を務めました。また初めてこの行事を無料化して観客を例年の約4倍(400人)に増やし、部員みんなで広告のお願いにまわるなどして広告収入も増やして、演奏会そのものを黒字にしました。
名張高校の学校家庭クラブの代表として、三重県内の総合学科設置校(8校)の先生方の研修会で発表するなど、何かと仕事を頼まれることが多かったですが、自分が胸を張って人前で色々と言えるのは、部活動で多くの経験を積んだからです。
入学直後は、90分の通学時間になかなか慣れず、部活動で学校にいる時間が長くて大変でしたが、今ふり返れば、新しい出会いに恵まれ、初めての色々な体験をさせてもらえたので、本当に「濃い時間」を過ごせました。将来は、中学校の家庭科の教員免許状を取得したいと考えています。
[写真は、本校内にて、堂山美由紀さん]
(2013.2.20撮影)
[写真は、名張市の旧細川邸やなせ宿にて、レストラン実習中の堂山さん(手前)]
(2012.12.22撮影)