地元の老舗写真館

 (2012.11.28/14:52公開)

 

 本日、卒業アルバム写真撮影がありました。
 3年生全員の集合写真と、3学年の職員集合写真の撮影です。

 

 撮影して頂いたのは、「写真の川地」[名張市桔梗が丘]の社長、川地清広氏です。

 

 氏は本校の卒業生です。
 1946年生まれで、1965年に本校を卒業されました。

 

 現役当時は、柔道部で活動されていました。
 「僕の同期の柔道部員は、45人いました。なかなか畳の上で稽古をする順番が、回ってこなかったんですよ。」

 

 川地清広氏は、川地写真館の5代目です。
 写真館の創業は、1877(明治10)年です。
 今年で創業136年目、ということになります。

 

 そういえば、先日この場で公表した「昭和26年の文化祭③ パンフレットの広告」の中に、「川地写真館」の広告もありました。
 「その当時は、ウチの3代目の時代でした。」
 「当時の会社は、(今の名張市桔梗が丘ではなく)名張市新町にありました。」

 

 新町の旧写真館は、現存しています。
 三重県の登録有形文化財に指定されています。
 

 

 ふだんの卒業アルバム用写真の撮影(授業風景やクラブ写真等)には、多くのお弟子さんの中の何人かが来校されますが、個人写真や学年全体写真の撮影は、社長さんが担当する社内ルールがあるようです。

 

 執筆者は、よく校内で生徒や職員の写真を撮りますが、「被写体の人物にどのように働きかけて、よりよい表情を導き出すか」ということを日々考えながら、カメラを向けています。
 プロの(その部分の)テクニックを盗もうと、撮影の度に色々なカメラマン氏の撮り方を注視していますが、川地氏の手法は意外に「柔らかい」です。そのことに驚きます。執筆者はいつも力技で、「撮りまーす!」と大声で注意喚起して、一気に撮ってしまう手法なので‥。
 (門外漢が、大変おこがましいことを書きました。すみません。)

 

 「今は、カメラの耐用年数は5年。新機能のカメラがどんどん出てくる時代なんです。」
 「ウチも創業136年目にしてついに、フィルムカメラからデジカメに完全移行した。フィルムはまだ良いものがあるけれど、印画紙の質がそこまでではないので、変えたんだ。」

 

 各種のコンテスト等でも実績がおありとのことで、ルーティーンワークをこなすだけでは終わらない、何か新しいものを追い求めている雰囲気が伝わってくる方です。 

 

 「写真の川地」様、本日はふだん以上に色々な質問をさせて頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 [写真は、本校・購買前にて、3学年の職員写真を撮影する川地清広氏(後姿)]
 (2012.11.28/12:09撮影)




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