H28 ９月１日 全校集会 校長講話

平成２８年度　９月１日　全校集会　校長講話

長かった夏休みも終わり、いよいよ今日から学校が再開しました。
まず、ここにいるみなさんが大きな事故等もなく無事に今日を迎えられたことを大変嬉しく思います。
みなさん、今年の夏も大変暑かったですね。でも、みなさんがこの夏に流した汗、すなわち様々な努力は秋の実りのための大きな肥やしとなります。
夏休み中、皆さんが大変頑張っている様子をいろいろ目にしました。部活動で毎日頑張った人、進学や資格取得の補習・学習合宿で頑張った人、進路決定等のため毎日登校した人等々、それぞれ努力の汗です。秋の大きな実りを期待しています。
ここで、一つお話をしたいと思います。先日、リオ五輪が終わり、日本選手の活躍が連日報道されました。そして、あと１週間でリオ・パラリンピックが始まります。これも今から大変楽しみです。そのリオ・パラリンピックに出場するプロの車いすテニス選手、国枝慎吾さんのことばを紹介します。この選手は４大大会（全豪、全仏、全米オープン、ウインブルドン）車いす部門で、男子世界歴代最多となるシングルス２０回、ダブルス２０回、計４０回優勝の記録保持者です。もちろんパラリンピックでも、これまでにシングルス２個の金メダルを獲得しています。彼のことばは、「車いすテニスを通して学んでいることはとても大きいと思います。それは『人間やってみないとわからない』ということ。最初、世界トップのプレーを観たとき『これはかなわないな』と思いました。でも今振り返れば、当時の努力は生温いものだったと思います。着実に練習を続けることでトップの差を少しずつ縮め、始めは１ゲームもとれなかったのが、次は３ゲーム、１セット、そしていつしか勝つことができるようになり、世界一につながっています。」です。リオでの活躍が楽しみです。
さて、３年生のみなさん、本校に通うのは実質あと６か月です。自分の進路が決定される高校生活の集大成ともいえる大事な時期でもあります。夢を実現させるために、悔いが残らないよう、よりいっそう前向きな日々を過ごしてください。就職を希望する人、来年度から給料をもらう立場となります。それは責任が大きくなり、その会社の顔になるということです。また、進学を希望する人、何を学ぶのか、何のために学ぶのか、最終的にどのような職業を目指すのかをしっかり意識して頑張ってほしいと思います。
２年生のみなさんは、学校生活で最大の行事である「修学旅行」「インターンシップ」が控えています。そして、この時期が３年生になるための最も大切な時期ととらえ前向きに高校生活を送ってください。
１年生のみなさん、もうすでに高校生活は６ヶ月目に入ろうとしています。光陰矢のごとしといいます。２年生になって悔いの残らないように、今しかできないことにじっくり取り組んでください。
いよいよ始まる明日からの授業、生活のリズムを心身共に学校生活の授業モードに切り替えて、さらに充実したものになることを期待しています。
ここで、これまで何度も言っていますが、約２ヶ月後の１１月１２日には本校の創立百周年記念式典がこの体育館で開催されます。
みなさんがあとで良かったなと思えるような１００年に１回の式典にしていきたいと思います。そして、式典では、生徒のみなさんと教職員全員で気持ちを一つにして思いっきり校歌を斉唱しましょう。
それでは、みなさんにとって、「未来へ羽ばたく飛躍の秋」になることを祈念し、講話といたします。