令和7年度 活動記録

理数科ミーティング

理数科2年生が企画から当日の運営までを行う、理数科の理数科による理数科のための行事です。理数科新入生にとっては、理数科の先輩と初めて交流を行う機会となりました。

顔合わせ&理数科紹介

まずは理数科の新入生と2・3年生で顔合わせを行いました。その後、2年生から新入生へ向けて、上野高校理数科の魅力や特徴を紹介しました。

クイズ大会&座談会

アイスブレイクとして、2年生お手製のクイズ大会を開催!一般常識から上野高校ならではのディープな難問まで登場し、大いに盛り上がりながら交流を深めました。その後の座談会では、新入生が上級生を質問攻めにするほど活発なやり取りが行われました。

みらいプロジェクト発表会

3年生が「みらい探究」で取り組んできた探究活動の集大成として、成果発表会を開催しました。本校の生徒だけでなく、保護者や外部の方々にもお越しいただき、口頭発表形式でこれまでの研究成果を披露しました。

発表の様子①

多くの方々から質問をいただきました!

発表の様子②

英語での発表に挑戦!参加者から英語での質問に英語で返す姿も見られました。

企業訪問研修

昨年度に引き続き、理数科の1年生が地元伊賀市にある中外医薬生産株式会社様を訪問し、研修を行いました。今年度から理数科は2クラス80名となりましたが、企業様のご厚意により、2日間に分けて快く研修を受け入れていただきました。

施設見学&座談会

会社概要をご説明いただいた後、普段は見られない製造現場や研究開発の現場を見学しました。さらに科学的な研修として、製品の解説とともに試飲も体験!科学的な性質の違いが味覚にどう影響するかを、身をもって学ぶことができました。最後には企業様のご厚意で、本校の卒業生である先輩社員との座談会も実現しました。身近な先輩から直接お話を伺えたことは、生徒自身の進路を考える上で大変貴重な経験となりました。

UCL特別講義

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の教授である紅林秀和先生にオンラインにて特別講義をしていただきました。

キャリア形成について

紅林先生が現在に至るまでにどのような進路選択をしてきたのか、ご自身の体験談をお話しいただきました。また、学習に対するモチベーションの保ち方や、今後の進路を考える上での心構えなど、生徒たちにとって貴重なアドバイスをいただきました。

研究活動について

紅林先生が現在取り組まれている研究内容と、その科学的・社会的意義について詳しくご説明いただきました。また、研究を進める上で大切にしていることにも触れていただき、生徒たちにとって、今後の「みらい探究」を進める上での大きな参考となりました。

課題研究基礎(数学・情報)

課題研究等における実験データの適切な処理および分析方法について、本校数学科教員が講義・実習を実施いたしました。

データ処理&実習

理数科1年次は今後、三重大学との高大連携実習の成果を理数科合宿にてポスター発表します!今回はその本番に向けた準備として、グラフの種類や意味、T検定といった本格的なデータ処理について学びました。一人一台のノートパソコンを使ってサンプルデータを用いたデータ処理も行い、発表に向けた実践的なスキルを身につけました。

東海フェスタ

東海地区のSSH指定校が集まり、研究成果の発表を「口頭発表」「代表ポスター」「一般ポスター」に分かれて行いました。

ブース発表

本校の代表生徒が、口頭発表に「伊賀市におけるホタルの数と環境の関係」、ポスターセッションに「陸上競技におけるスパイクピンの性能評価」というテーマで出場しました。惜しくも入賞には至りませんでしたが、自分たちの研究について多くの方と意見を交わすことができ、非常に実りのある時間となりました。

一般ポスター発表

本校からは、2年生が3つの探究テーマで一般ポスターセッションに参加しました。3年生のように発表の経験がまだ豊富ではない中でしたが、他校の生徒が数多く聞きに訪れ、活発な意見交換を行っていました。課題研究をこれからさらに深めていく上で、大変貴重なご意見やアドバイスをいただくことができました。

高大連携実験実習

理数科の1年次が「三重大学伊賀研究拠点」を訪問し、物理・化学・生物の各分野から生徒が希望する分野を1つ選び、同大学の先生方から実験実習と講義を受けました。

物理実験

天然放射線のカウント実験を行いました。天然放射線の測定装置の使い方やデータの処理の仕方について学びました。

化学実験

水の硬度と洗剤の関係に関して実験を行いました。軟水と硬水による高度の違いが、洗剤の泡立ちに与える影響を調べ、データの分析と処理の仕方についても学びました。

生物実験

カタラーゼ実験を行いました。生体内に含まれる酵素である「カタラーゼ」が過酸化水素水を分解する反応を観察し、科学的考察とデータ処理についても学びました。

乗船実習

理数科1年次の希望者が四日市高校・松阪高校・宇治山田高校との合同での乗船実習に参加しました。三重大学大学院生物資源学研究科が所有する「練習船勢水丸」に乗船し、1泊2日での生物計測実習を行いました。

生物海洋学に関する講義

船内では海洋生物に関する講義を受け、実際に採取したプランクトンなどの観察を行いました。顕微鏡や標本を使って、海の生き物の生態について深く学びました。

海洋生物計測実習

松阪沖と伊勢沖の2地点で、海底環境や水質を測定するとともに、網を使って実際に生息する生物の採集と観察を行いました。この2地点では測定結果が大きく異なったため、生徒たちはその要因について考察し、活発な議論を交わしていました。

SSH生徒研究発表会

全国のSSH指定校の生徒が神戸国際展示場に集まり、課題研究の成果を発表して交流を行います。

ポスターセッション

本校の代表生徒が、「タブノキの種子間での競争関係」という研究テーマでポスターセッションに参加しました。全国の高校生や先生方と活発な質疑応答や意見交換を行い、生徒たちにとって大変貴重な経験となりました。

代表校による全体発表

理数科1年次の全員で、代表校による全体発表とポスターセッションを見学しました。全国から集まったハイレベルな課題研究の発表に触れ、生徒たちは非常に大きな刺激を受けていました。「自分たちが3年生になった時には、文部科学大臣賞を受賞できるような素晴らしい課題研究に取り組もう!」と、全員で心に誓った有意義な1日となりました。

理数科合宿

毎年夏休み恒例!2泊3日で勉強と研修に重点を置いた理数科の、理数科による、理数科のための行事です。

勉強&セミナー

集中して取り組める環境の中、理数科の先輩と後輩がともに学び、学習習慣の確立を目指します。今年は自習にとどまらず、「京都大学での特別講義」や「特別講師による英語講義」など、教科書だけでは得られない知見を深める特別な研修も取り入れました。

プレゼンセッション&OB, OG座談会

理数科1年次がこれまでの科学探究の成果をプレゼン発表し、先輩や卒業生からの鋭い質問に精一杯答えていました。その後に行われた座談会では、課題研究や学習方法、進路について貴重なアドバイスをいただきました。先輩方の姿に大いに刺激を受け、「自分たちも先輩のようになりたい」と決意を新たにしていました。

理数科体験講座

本校理数科への進学を検討している中学3年生を対象に、在校生が主体となって実施するプログラムです。先輩たちが自らの言葉で理数科の魅力を伝える学科紹介をはじめ、実際の学びを直接体感できる体験授業を行っています。

数学講義

授業では「平面充填率」をテーマに、実際に六角形の紙を使って充填率の規則性を考察しました。さらに、理数科の先輩が数式を用いた解説を加えることで、中学生たちもより定量的な理解を深めていました。

理科講義

重曹と酢酸の反応で二酸化炭素が発生する仕組みについて、理数科の生徒が解説した後に実験を行いました。実際に体験した中学生たちは、目の前で発生する気泡に驚きつつ、その科学的な理屈を知ることで科学の楽しさに触れていました。

科学の祭典 in 名張

名張・伊賀地域の子どもたちを対象に、さまざまな団体や企業が科学実験や体験ブースを出展するイベントです。体験型プログラムを通して子どもたちに科学の楽しさを伝え、科学に対する興味・関心を深めてもらうことを目的とした科学イベントです。

ニュートンのゆりかご

上野高校からは科学部(U.S.S Lab部)が参加し、物理分野の「ニュートンのゆりかご」をこどもたちと一緒に制作しました。参加者の多くが小学生だったため、100円ショップで手に入る身近な材料で作ったキットを活用し、運動量保存の法則を分かりやすく解説しました。完成したキットはそのまま持ち帰ってもらい、参加したこどもたちはとても喜び、満足してくれていました。

JSSF(Japan Super Science Fair)

立命館高校が主催する、日本を含む約20の国と地域から高校生が集う国際的な科学交流プログラムです。自身が取り組む課題研究成果を英語でポスタープレゼンテーションし、世界中の同世代と学術的な交流を深めることができます。

ポスターセッション

本校からは「Specimen Conservation Project(標本保全プロジェクト)」に取り組む生徒が参加しました。本取り組みは、校内に所蔵する伊賀市周辺の標本を保全・デジタル管理し、地域の年代別環境変化を解明することを目的としています。世界各国の多様な研究テーマに触れ、新たな価値観や視点に気づく実りある機会となりました。

信州探究ツアー

学際探究科1年生が2泊3日で信州を訪問する校外研修プログラムです。信州(松本市、諏訪市等)を舞台に、普段の授業では得られない多角的な探究学習を行います。

松本市FW

「観光」をテーマとした実践的な学びを展開します。現地の先進的な事例を探究、多様な人々との交流、仲間との協働探究を通して、その成果を地元地域の観光振興策として提案することを目指します。

企業訪問

地域に対する思い、社風や社員の様子、企業が求める若者像などのお話を聞かせていただき、パンフレットやウェブサイトでは得られないものが学習できました。地域社会を支える企業の取り組みを直接学ぶことにより、将来の進路を考える機会となりました。

東京キャリアアップツアー

理数科1年次が2泊3日で東京・筑波を訪問する校外研修プログラムです。最先端の科学技術に触れる研修やキャリア学習を通して、自分自身の将来の進路選択や目標設定に繋げることを目的としています。

キャリア学習

関東で活躍されている本校卒業生の企業を訪問し、先輩方のキャリア形成や仕事に対する姿勢を学びました。事前にオンライン打ち合わせを行い、当日は生徒自ら企業理解のプレゼンテーションを行って認識を共有するなど、主体的に研修を組み立てました。先輩方のご厚意による手厚いプログラムのもと、多くの訪問先で予定時間を超えるほど濃厚で充実した時間となりました。

サイエンス研修

ツアー2日目は、筑波にある先端研究施設を班ごとに訪問し、最先端の技術や知見に触れました。午前はJAXA、NIMS、筑波実験植物園、理化学研究所の4施設に分かれて専門研修を実施。午後は各班が事前に行動計画を立てたプランに沿って、様々な施設を見学しました。最終日には東京の国立科学博物館を訪れ、学びを深めました。生徒からは「科学への理解が深まり、学習へのモチベーションが高まった」といった声が多く寄せられ、大変実りある研修となりました。

サイエンスフェア in 松阪

松阪高校SSC(科学部)が主体となって企画・運営し、松阪地域の小学生へ向けて開催する科学体験講座プログラムです。

サイエンスフェア

本校のU.S.S Lab部(科学部)の生徒が参加し、「ニュートンのゆりかご」を題材とした体験ブースを出展しました。ポスターや試作品を用いて「運動量保存の法則」を丁寧に解説し、小学生が自分だけのオリジナルキットを制作・検証できるようサポートしました。参加した児童からは「仕組みが分かって楽しかった」と大好評でした。また、主催である松阪高校の生徒とも交流を深め、互いに良い刺激を受ける有意義な機会となりました。

校外進路探究 in 京都

理数科2年生が進路探究の一環として実施する、大学・研究機関への訪問研修プログラムです。コースに応じた専門的な学びに触れるため今年は、Ⅰ類は同志社大学文化情報学部、Ⅱ類は京都大学エネルギー理工学研究所をそれぞれ訪問しました。最先端の研究施設の見学や講義を通じて専門分野への理解を深め、自身の将来の進路を具体的に描く機会としています。

京都大学エネルギー理工学研究所

理数科2年生Ⅱ類の生徒が京都大学エネルギー理工学研究所を訪問しました。所長による研究所の概要や研究内容についての講義に続き、プラズマ実験装置「Heliotron J」や「NMR装置群」などの最先端施設を見学。最後に行われた大学院生との座談会では、大学でのリアルな生活や受験の工夫について質問が飛び交い、自分の未来を具体的にイメージできる最高の一日となりました!

同志社大学文化情報学部

理数科2年生Ⅱ類の生徒は、同志社大学の文化情報学部のゼミを見学させていただきました。デジタルアーカイブに関する研究を、研究方法や情報発信まで、詳しく教えていただきました。最後には大学生への質問会をしてもらい、今取り組んでいる課題研究へのアドバイスを、大学生の視点から丁寧にしていただきました。

課題研究 at 三重大学

2年次の課題研究では、より専門的な設備や高度な知見を必要とするテーマが増えてきます。本校では「三重大学伊賀研究拠点」との連携により、専門機器の利用や指導を受ける環境を整え、生徒たちの多様な探究テーマに柔軟に対応しています。

伊賀市におけるたんぽぽの植生分布

伊賀市におけるタンポポの分布状況と地域の生態系変化を明らかにするため、市内各地でフィールドワークを行い多数の個体を採取しました。調査ではまず、花頭の苞片(ほうへん)の反り返りといった外観上の形態的特徴(表現型)に着目し、在来種と外来種の一次判別を実施しました。しかし、形態観察のみでは外来種と在来種の雑種個体を正確に見分けることが困難であるため、分子生物学的なアプローチを導入しました。具体的には、抽出したDNAに対してPCR法による目的領域の増幅を行い、制限酵素処理および電気泳動によるバンド解析を実施することで、遺伝子型に基づく精度の高い種の同定と交雑実態の解明に取り組みました。

学際探究科地元地域FW(12月)

信州探究ツアー後は地元地域について、地域を支え、地域の発展に貢献する人間としての在り方・生き方を探究しました。地元地域の宝・地域資源(人、もの、歴史、自然、文化、産業など)について探究的に学習する中から、それらに関わる人々の地域に対する熱い思いに触れることで、地域の価値に気づき、誇りを持てるようになることが目的です。

SSH台湾研修 in 台湾

令和7年(2025年)12月17日(水)から21日(日)までの5日間、本校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の一環として「台湾海外研修」を実施いたしました。本研修には、希望した本校生徒9名(理数科・学際探究科)が参加し、最先端の科学技術や国際的な研究環境に直接触れることで、将来グローバルに活躍する「科学技術人材」としての高い志と英語発信力を養うことを目的としています。

国際研究機関「World Vegetable Center」視察・農場見学

センター到着後、施設の概要や現在取り組まれている気候変動に対応する農作物の研究・遺伝資源の保全といった世界的なプロジェクトについて説明を受けました。その後、実際に広大な研究農場を見学させていただき、世界規模の食料問題や環境課題の解決に向けた最先端の農業研究の現場を直接体感いたしました。高校の授業や日本の実験室ではなかなか触れることのできないスケール感に触れ、科学技術が地球規模の社会課題にどう貢献しているかを学ぶ貴重な機会となりました。

姉妹校「国立南科国際実験高級中學」との英語による合同探究発表会

事前オンライン交流を重ねてきた両校の生徒が、日頃取り組んできた課題研究の成果を英語でプレゼンテーションいたしました。発表後の質疑応答では、実験データの妥当性や仮説の検証方法について双方から質問が飛び交い、粘り強く英語で答え合う熱心な議論が展開されました。言葉の壁を超え、「科学という共通言語」を通じて国境を越えた対話と対等な学術交流を達成することができました。

物理特別講座

東京大学物性研究所の山下先生をお招きし、物理学史の講義や国際物理オリンピックの実験課題への挑戦を通して、物理学の奥深さと探究の面白さを体感することを目的としたプログラムです。

物理学史特別講義

天動説と地動説の論争などを例に挙げ、現代に至る物理学の発展史について講義していただきました。科学の歩んできた歴史やその奥深さに触れることで、生徒たちの学問に対する興味・関心がより一層深まる機会となりました。

実験実習

国際物理オリンピック2023で出題された、発振器を用いて質量を測定する課題に挑戦しました。電気回路を用いた慣れない測定操作に苦戦しながらも、力学と電磁気学が融合した分野横断的なアプローチに触れ、生徒たちの科学的好奇心が大いに刺激される実習となりました。

SSH台湾研修 in 伊賀

令和8年1月27日(火)・28日(水)の2日間、台湾の「国立南科国際実験高級中學」の生徒・教員団を本校にお迎えし、12月の台湾訪問研修に続く「第2回 台湾国際交流」を実施いたしました。今回の交流では、全校生徒を巻き込んだ学術・文化交流を目的として、様々なプログラムを展開いたしました。

企業見学(ロート製薬)
科学実験ワークショップ

交流初日は、地域産業と連携した学びの一環として、台湾の生徒とともに地元企業である「ロート製薬株式会社(上野テクノセンター)」を訪問いたしました。先端技術や品質管理の現場を間近で体感する工場見学を行い、日台の生徒が共に地域の高度なものづくりや産業技術について見識を深めました。

全校合同探究中間発表会
日台共同ステージ発表

発表では、12月の台湾研修に参加した本校生徒と、来校した台湾の生徒が一緒に登壇し、現地での交流成果や理科実験実習の学びについて英語で共同プレゼンテーションを行いました。国境を越えて肩を並べて発表する姿は、見学していた生徒にとって、将来国際舞台で活躍する具体的なロールモデルとなりました。

みえ探究フォーラム

令和8年2月7日(土)、鈴鹿医療科学大学(千代崎キャンパス)にて開催された「みえ探究フォーラム2025」に、本校生徒および自然科学部(U.S.S.Lab.)が参加いたしました。

本フォーラムは、三重県教育委員会が主催し、県内の高校生・中学生が一堂に会して日頃の課題研究や探究活動の成果を発表・交流し、科学に対する知的好奇心や探究心を高め合う県内最大級の成果発表会です。

本校生徒によるポスター発表

本校の代表生徒(理数科・学際探究科)がポスターセッションに参加し、「ウニのプルテウス幼生生育環境と生育度の関係」をはじめとする日頃の課題研究成果を堂々と発表いたしました。他校の生徒や先生方、専門家の方々と活発な質疑応答を行い、客観的なデータに基づいた考察や今後の課題について議論を深めました。発表を行った生徒たちも、他校の先進的な研究に触れることで大きな刺激を受けました。

小学生向け科学実験講座

また、会場では地域の小学生を対象とした科学体験講座が開設され、本校のU.S.S.Lab.部の部員たちが講師・ファシリテーターとして出展いたしました。今回は、運動の規則性やエネルギーの伝達を体感できる「ニュートンのゆりかご」の作製と実験講座を実施しました。高校生が分かりやすく原理を説明しながら実験をサポートし、自作した装置を持ち帰ってもらうことで、身近な科学の面白さを地域の子どもたちへ届けました。

産学官連携セミナー in 伊賀

三重大学が推進する「地域共創大学」としての取り組みの一環として、産学官連携による研究・社会連携活動を紹介するとともに、地域課題の解決や持続的な発展について考えることを目的に開催されたものです。

三重大学との高大連携実践報告

上野高校理数科では、課題研究への助言や実験指導、1年次の科学基礎実験講座など、三重大学伊賀研究拠点と多角的な連携を行っています。この度の地域報告会では、1年生が夏休みに実施した高大連携実験実習の成果を発表しました。学外の参加者が多数集まる緊張感のある雰囲気のなか、生徒たちはスライドを用いたプレゼンテーションを立派に行っていました。さらに三重大学学長による基調講演をはじめ多彩なご講演を聴講し、今後に繋がる大きな学びを得ることができた貴重な機会となりました。

科学特別研修 in 南紀

U.S.S Lab部(科学部)の生徒を中心に、和歌山県から三重県にまたがる南紀エリアで実施する野外研修プログラムです。地質構造の観察や海洋生物の生態調査・実習を通じて、自然科学への探究心を刺激し、専門的な理解と知見を深めることを目的とした研修です。

フェニックス褶曲地形

南紀熊野ジオパークにある「フェニックス褶曲」の観察を実施しました。プレートの沈み込みによって形成されたダイナミックな地層について、専門ガイドの解説を交えながらフィールドワークを展開。さらに周辺の植生や生態系についても併せて観察し、地球のダイナミズムと自然環境の繋がりを身をもって体感しました。

熊野海岸調査

世界遺産である「鬼ヶ城」周辺にてフィールドワークを実施しました。地震による隆起や波の浸食によって形成された大岩壁・奇岩地形の観察に加え、周辺の植生や海洋生物の生態調査を展開しました。大自然を肌で感じながら地学・生物学の両面から観察を深め、生徒たちにとって学びの多い貴重な機会となりました。

日本海洋教育学会

令和8年2月14日(土)・15日(日)の2日間、日本海洋教育学会が主催する大会に本校生徒(2名)が参加し、日頃の課題研究成果のポスター発表および研究交流を行いました。本学会は、自然科学や社会科学、教育実践など多角的な視点から海洋に関する研究成果を持ち寄り、持続可能な海と社会の未来を議論する全国規模の学会です。

2月14日(土)記念講演&多角的な実践報告

初日は、東京大学総長特使であり、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)議長も務められる道田豊氏による記念講演を拝聴いたしました。「夢のある魅力的な海の実現に向けて」と題した講演を通じ、自然科学的見地だけでなく社会科学的見地も含め、持続可能な海の未来に向けて一人ひとりの市民ができることについて深く考える貴重な機会となりました。続く口頭発表セッションでは、海洋プラスチックごみ問題や地域に根ざした海洋教育の取り組みなど、小学生から大学教員、地域NPOの方々に至るまで、幅広い立場からの実践報告を学び、海洋課題に対する多様なアプローチ手法を吸収いたしました。

2月15日(日)ポスター発表&ワークショップ

2日目の午前は、同世代である高校生や高専生による口頭発表を中心に聴講し、自分たちの探究活動を客観的に見つめ直す大きな刺激を受けました。続くポスター発表セッションでは、発表者による「1分PR」を行った後、ブースにてポスター発表と質疑応答に臨みました。会場内では、本校の探究テーマでもある「ウニの飼育を活用した海洋教育」に関する発表が複数見られ、飼育手法や実験への活用について活発で有意義な意見交流を行うことができました。自分たちの今後の研究に直接取り入れられる実践的な知見を多く得ることができました。