生産経済科2018年度の報告

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3月14日(木)「子牛がやってきました」
兵庫県但馬地域で育った子牛が本校にやってきました。
名前は「たかよしまる6」。平成30年6月8日生まれ、体重214kg、黒毛和種のメス牛です。
好奇心旺盛、体高が低く、背筋がまっすぐで健康的、将来有望な子牛です。
みなさんも是非一度相可高校総合農場をのぞいてみてください。  
   
2月21日(木)  「バイオマスプラント完成見学会及び内閣総理大臣賞受賞祝賀会」を開催しました。
参加生徒:生産経済科関係生徒6名(3年生2名・2年生2名・1年生2名)
2018年11月末から工事をすすめていたバイオマスプラントの移設工事がこの度ほぼ完成しましたので、協賛いただいた企業様をお招きし、完成見学会を開催しました。このプラントは秋田県立大学で研究していたものを、多くの企業様のお力添えで、本校総合農場に移設するというものでした。移設が完了したことにより、今後もバイオマスマス消化液の農業利活用研究を継続し、さらに発展させていけることとなりました。
見学会後は、松阪市にある竹輝銅庵様に場所を移し、バイオマス消化液を活用した3Rへの取組みでいただいた「内閣総理大臣賞」の受賞に対する祝賀会も開いていただきました。協賛していただきました企業の皆様、本当にありがとうございました。
    
 3R推進功労者表彰
(内閣総理大臣賞)
 完成したバイオマスプラントの一部  完成見学会の様子    
 
2月14日(木) 生産経済科3年生3名が「三重県知事を表敬訪問しGAP認証の報告」を行いました。
参加生徒:生産経済科3年生 劉誠真・瀬古玖河・西口さくら
今年度生産経済科では、地域の特産物である「前川早生次郎柿」栽培でのAGAP(アジアギャップ)認証、松阪牛肥育でのJGAP(ジェイギャップ)認証(肉用牛での認証は全国の高校として初)を受けることができました。
今回の認証は、中心的に関わってくれた3年生を始め、1・2年生のみなさんの努力の賜物であり、来年度以降もこの取組みを継続していきたいと考えています。
畜産JGAP認証書  松阪牛専攻生7名  知事表敬訪問  表敬訪問参加生徒   
 
2月14日(木) 「未来を拓く職業人育成講座」を開催しました。
参加生徒:生産経済科 1・2年生全員
【講師紹介】 岸川 政之様 一般財団法人 未来の大人応援プロジェクト 代表理事 ・ 皇學館大学 現代日本社会学部 教授 等
岸川様は以前、多気町役場の職員として、相可高校食物調理科の研修施設「まごの店」の誕生や生産経済科と地元企業による「コスメ商品の協働開発」においても、間に入っていただくなど、相可高校とは以前から関わりの深い方です。 
【講演内容】  
講演会では、ご自身の経験を踏まえた仕事に対する想いやものの考え方・心得、また夢のお話をしていただきました。どのお話も大変前向きになれる内容で「今から変えられる未来に対してエネルギーを注ぐことの大切さ」「未来の可能性は無限大」「手を挙げるという行動を起こせるか」などのアドバイスいただけました。最後に、全国高校生SBP交流フェア(Social Business Project の略、地域の課題をビジネスの手法を用いて解決していこうという取組み)の取組みについてお話しいただきました。講演を聞くことができた生徒は何かを感じ取ってくれた様子で、これからの活動が大変楽しみです。
     
2月12日(火) 松阪牛肥育農場見学会および食肉衛生検査等についての学習会開催
 参加生徒:生産経済科2年生39名(全員)
 午前:「オーシャンファーム第三牧場」の見学会
  この農場では460頭以上の松阪牛が肥育されていました。頭数の多さはもちろんのこと
  飼い方(給餌量や内容など)や仔牛を導入する産地、血統などの違いも教えていただき、
  驚きと発見の見学会となりました。
  またこの農場は「農場HACCP認証」や「JGAP家畜・畜産物認証」を受けていて、これだけの規模でありながら、
  衛生対策や各種記録の徹底、常に改善する姿勢などが伺え、大変参考になりました。

 午後:食肉衛生検査等についての学習会(本校会議室にて)
  松阪食肉衛生検査所の検査員の方々にお越しいただき、家畜の食肉加工・食肉衛生検査について学びました。
  この学習会を通して、私たちが肥育している松阪牛がお肉となるまでに、いかに多くの方々が関わっていただいて
  いるかを知ることができました。そして食事をする際に「いただきます」という言葉に込めなくてはならない想いなども
  同時に考えるきっかけをいただきました。 
  私たちがおいしくお肉をいただけたり、また生きていけることは、日々牛や豚などの尊い命に向き合い、一頭一頭に対し時間をかけ、
  丁寧に食肉加工や検査を行っていただいている方々のおかげでもあり、関わりある全ての生き物や人々に「感謝」しなくてはならない
  ことを学ぶことができました。
 
4班に分かれて説明   学習会    牛舎内で説明 
 
代表者によるお礼        
         
2月12日(火) 伊勢いも研究発表会開催
 参加生徒:生産経済科3年生作物専攻生6名、課題研究伊勢いも研究班2名
 地元多気町伊勢いも生産者、三重大学生物資源学部梅崎教授、多気町役場、JA多気郡など
 伊勢いもに関わる方々を本校にお招きし、平成30年度、本校が行ってきた栽培研究について成果発表を行いました。
 主な発表内容は「伊勢いも栽培における省力化の取り組み・コガネムシの幼虫対策について・種いもの冬切りの実施など」です。
 天候に大きく左右される農業は奥が深く、答えがすぐに出るわけではありませんが、これからも地元の特産品「伊勢いも」の栽培に
 少しでも関わっていきたいと思います。
研究発表の様子     梅崎先生による講評   
 
1月18日(金) 三重県学校農業クラブ連盟主催 プロジェクト発表三重大会で最優秀賞受賞!!
 日々総合農場で取り組んでいるバイオマス消化液研究の成果と今後の展望、地元企業との協働で開発を進めてきたコスメ商品等への取組を発表しました。
 区分T類:「バイオマス産業のまちづくりを目指して〜新しい農業への挑戦〜」 2年生2名、1年生2名 最優秀賞
 区分U類:「商品開発による地域との連携と波及効果の実証」(2年生4名、1年生1名) 優秀賞
 ※最優秀賞を受賞した区分T類のプロジェクト班は、来年度8月に開催される東海ブロック大会、最終的には10月開催予定の農業クラブ全国大会(南東北大会)
   出場を目指し、さらに研究をすすめます。
 
    
 
1月17日(木)〜18日(金) 第2回和牛甲子園大会出場!
 出品牛「てるもり」号・奨励賞受賞・枝肉重量385kg・落札価格(kg単位)5052円
 生産経済科松阪牛専攻生7名(3年生)が東京食肉市場で開催された「第2回和牛甲子園大会」に出場しました。
 全国23校28頭の高校生と肥育牛が集まったこの大会は今年で2回目となります。
 同じ志を持つ高校生たちが集まるこの大会は大変貴重な交流の場であり学習の場となりました。
 「てるもり」号は肥育途中であったため、生体重620kgと小柄ながら、肉量肉質の格付けは「A-4」をいただきました。
 入賞こそ逃がしましたが、生徒の実践発表は堂々としたもので、参加者に「松阪牛とは」「畜産GAPへの取組」などを伝えることができました。
 17日(木)・・・開会式、参加23校による取組発表、交流
 18日(金)・・・東京食育市場冷蔵庫内で枝肉勉強会(本校出品牛「てるもり」号の枝肉も見学)、枝肉の競り市、講演会、閉会式
 
「てるもり」号の枝肉切開断面  7名の本校参加生徒   実践発表の様子  東京食肉市場内の冷蔵庫にて    
       

 
     
1月15日(火) 畜産JGAP認証に向けた公開審査が行われました。
 生産経済科では、平成30年4月より、果樹同様「松阪牛の肥育」においてもGAP認証取得を目指し取り組んできました。
 畜産GAPに取り組んだ生徒は「課題研究」松阪牛研究班と松阪牛専攻生の7名(3年生)です。
 畜産GAPが認証されれば、高等学校としては全国初となる取組で、今回は明野高校の養豚を学ぶみなさんと協力し合い、
 農場管理の見える化(資料作成)をすすめ、同時に牛舎施設内でのリスク洗い出しと改善に取り組んできました。
 是正項目はわずかに5つ。すでに是正報告済みで、結果が大変楽しみです。
 目指せ”2020オリンピック・パラリンピックへの食材提供!
 
公開審査
(畜産JGAP書類審査)
 
公開審査
(畜産JGAP牛舎での審査)
 
     
         
   
 
     
1月8日(火) ASIAGAP認証されました。(青果物Ver.2 柿) 認定証→
 生産経済科では、平成30年4月より、「課題研究」果樹栽培研究班9名(3年生)を中心に、多気町の特産品である前川早生次郎柿において
 ASIAGAP(アジアギャップ)を実施し、認証に向け準備を進めてきました。
 果樹園の片づけから始まり、園内で考えられるリスクの洗い出しとその対応策などを考え、全てを文書化するという気の遠くなるような取組でした。
 平成30年11月22日(木)にASIAGAP審査員による公開審査が行われました。
 公開審査では、「課題研究」果樹栽培研究班9名が審査員の質問や書類の説明、果樹園内の説明を行いました。
 13項目の是正勧告を受けましたが、4週間以内に改善でき、是正報告を行いました。
 そして、晴れて平成31年1月8日(火)本校「柿」栽培におけるAGAPが認証されました。
 ※GAP・・・日本及びアジアの農場において、安全な農産物の生産。環境に配慮した農業、農業生産者の安全と人権の尊重、
        適切な販売管理を実現するための手法。
        農産物供給者としての信頼性を表現する国際基準のこと。
 
11月22日公開審査
 (書類審査)
 
11月22日公開審査
 (柿畑での現地調査)
 
「課題研究」果樹栽培研究班