三重県立盲学校
資料5
視覚障がい乳幼児の手指について
- 「手指の使用」は、重要な指導の領域
- 視覚障がいによって手指の機能的発達に遅れをもたらしやすい
- 視覚の代行手段として触覚による観察能力の向上を図る課題があることのため
- 手指の機能
- 操作的機能・・・握る、つかむ、つまむ、振る、持つ、落とす、道具を使うなど
- 触知覚的機能・・・触れる、触る、冷たい、温かい、痛みなど
1. 手指機能の発達
手指操作発達表参照(一般的な子どもの場合)
手指の操作の基礎は通常1歳半までの時期に確立される。そして3〜5歳にかけてのさまざまな使用経験を経て、より巧緻性を増し、巧みな手指へと発達していくのである。
2. 視覚障がい乳幼児の手指の発達について
- リーチング・・・
- 正眼児 4ヶ月〜
- 全盲児10ヶ月〜
- 手指に着目した働きかけにおいて考慮すること
- 手指機能に着目した働きかけは全身の発達、中でも足腰を共に育てることを視野に入れること。
- 周りの人やものに対する子どもの内的高揚をはかること。
- 手指を育てるために特別の取り組みを設定するのではなく、毎日の遊びや生活の中で時間的なゆとりを持ちながらじっくり育てること。
***触覚過敏の子について
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