学校の特徴

総合学科

「普通科」「専門学科」の枠を超えて新しく生まれた「総合学科」の学校です。

※「総合学科」のみの単科の学校です。「総合学科」以外の学科もコース分けもありません。

多様な「選択科目」

普通教科から専門教科まで、約180の選択講座から、一人ひとりが進路希望と適性を考えながら受講する講座を選ぶことにより、自分ひとりの時間割を作ることが出来ます。
選択のしかたにより、進学にも就職にも対応しています。
陶芸家、設計士、グラフィックデザイナー、ダンス講師など、社会人講師による授業も多く開設しています。

充実した学校生活を送る「2学期制、90分授業」

1年間を前期(4~9月)・後期(10~3月)に分けて、90分授業を1日3限(休憩時間15分)行います。
自由選択による4限目の授業も開設しています。

※夏休み、冬休みは3学期制とほとんど変わりません。

1限目 8:50~10:20
2限目 10:35~12:05
昼休み 12:05~12:45
SHR・掃除 12:45~13:05
3限目 13:15~14:45

生徒の個性を見つめる「チューター制」

各教員が少人数の生徒を担当し、一人ひとりの個性、適性を踏まえながら、科目選択、進路に対するアドバイスや学校生活全般について指導を行います。

さまざまな文化を体感する「研修旅行」

研修旅行の行き先は国内と国外があり、生徒が学習計画や目的に応じて選べるように複数のプランを設定します。
教室や本では学べない生きた文化に触れることができます。

※例年の研修旅行は、韓国・北海道・東京・沖縄・長野の5コースで募集しています。

社会のあり方や自分の生き方を学ぶ「総合学習」

大きく変化する現代社会の実情を知り、その中で各自の生き方を確立するため、1年次に総合学科独特の科目「産業社会と人間」を、2・3年次に「総合学習(IVY(アイビー)タイム)」を実施します。科目選択や進路の決定に役立てます。

「最高の施設」

全国的に見てもトップクラスの施設のなかで、生徒はのびのびと高校生活をおくっています。クラブ活動も活発です。

6つの系列

多くの選択科目から自分の時間割を作っていく際に、選択しやすくするために、選択科目を6つの系列に分類しています。
系列は科目を選択するための目安で、各系列の特性に応じて講座が配置されています。自分の進路希望や興味・関心に応じて選択していきます。

人文社会国際系列

文系科目を活用した進路を想定した系列
例:国公立大学(文系)、私立大学・短期大学(文系)、公務員、専門学校、就職

自然科学系列

理系科目を活用した進路を想定した系列
例:国公立大学(理系)、私立大学・短期大学(理系)、専門学校、就職

芸術文化系列

芸術科目を多く学び、その経験を活かす進路を想定した系列
例:音大、美大、書道、専門学校、就職

生活環境系列

家庭、福祉などを多く学び、それらに係わる進路を想定した系列
例:私立大学・短期大学(生活・栄養・保育系)、専門学校、就職、福祉

スポーツ科学系列

スポーツについて多く学べる系列
例:私立大学・短期大学(スポーツ系)、公務員、専門学校、就職

情報ビジネス系列

就職及び情報系専門学校への進路を想定した系列
例:専門学校(ビジネス・事務系・コンピュータ系)、就職

総合学科Q&A

Q1:いなべ総合学園高校は総合学科ですが、総合学科とはどのような学科ですか。

A:総合学科は普通科、専門学科(工業・商業・農業など)の枠をこえた新しい学科として誕生しました。総合学科にはいろいろな科目が用意されていて、自分の進路選択や適性・興味・関心に応じて学びたい科目を選ぶことができます。

総合学科の特色をまとめると次のようになります。
・一人ひとりの進路選択に応じて自分で科目を選択し、学習できる。
・進学にも就職にも対応できる。
・生徒がいきいきと学校や諸活動に取り組める。

総合学科

普通科

専門学科(工業・商業・農業など)

Q2:総合学科で勉強する方法は、普通科や専門学科とはどのように違うのでしょうか。

A:普通科や専門学科(工業・商業・農業)では、授業を受ける科目はほとんどが各高校で決められています。また、コース制を置いている高校でも、そのコースの中では科目は決められています。
これに対して総合学科では、2年次は3分の2の授業を、3年次はほとんどの授業を自分で選ぶことができます。また、受ける科目も普通科目(国語、数学など)もあれば専門科目(工業・商業・農業など)もあり、普通科目ではレベルに応じた講座を自分で選ぶことができます。

Q3:総合学科の系列とは何ですか。

A:総合学科にはたくさんの選択科目があります。それを選択する際に、わかりやすくするために、選択科目をいくつかのグループに分類しています。このグループを系列と呼んでいます。
いなべ総合学園高校には、次の6つの系列があります。人文社会国際系列、自然科学系列、芸術文化系列、生活環境系列、スポーツ科学系列、情報ビジネス系列です。
進路希望や興味・関心に応じて1つの系列を選択します。

Q4:科目選択をするうえで、特に注意することはありますか。

A:進路選択や適性を考えて、賢い科目選択をすることが必要です。そのために、1年次に「産業社会と人間」という必修科目があり、進学や就職を取り巻く社会情勢や科目選択のしくみなどについて学びます。また、一般的な「クラス担任制」ではなく、「チューター制」を実施しています。チューター制は、各教員が少人数の生徒を担当し、援助や指導を行う方法です。
いずれにせよ、自分で選んだからには各授業に真剣に取り組むことが絶対に必要です。

Q5:講座選択の方法を、もう少しくわしく教えてください。

A:約170の開講講座から自分に必要な講座を選択します。各系列にはいくつかの系統と呼ばれるモデルプランがあります。それを参考にしながら講座を選択します。各系列はその系列の特性に応じて講座が配置されています。自分独自の選択をしようと思う場合、受講したい講座のうち一部を選択できないというようなケースもありますし、また、教室・設備・教員数の限度から、ある講座に受講希望者があまりにも殺到した場合や逆に極端に少ない場合、開講できないこともありますので、その辺りは注意が必要です。進路希望に直結する場合などは、可能な限り配慮しますので、教員とよく相談する必要があります。

Q6:いなべ総合学園高校は、2期制ということですが、それはどんなしくみですか。

A:2期制とは、1年間を前期と後期に分けて授業を行うシステムです。前期は4月~9月、後期は10月~3月です。夏休みや冬休みはこれまで(3学期制)とほとんど変わりはありません。2期制にすることにより、学校行事や定期試験などの日程を効率的に配置して、学習の効率をあげることができます。

Q7:いなべ総合学園高校は、90分授業ということですが、それはどんなしくみですか。

A:現在、月・火・木・金曜については90分授業を3限、水曜は90分授業を3限と50分のLHRを行っています。
90分授業は、授業が細切れにならずに集中して受けることができ、講義に続いて問題演習やワークなどを実施することによって理解を十分に深めることができます。実験・実技・実習などの授業も、効果的に行えます。
在校生のアンケートでは、「90分授業の方がいい」という回答が約8割に達していて、おおむね好評となっています。

Q8:いなべ総合学園高校への交通の便はどうですか。

A:いなべ総合学園高校へは三岐鉄道北勢線「楚原」駅より約900m(徒歩12分)です。また、三岐鉄道三岐線「三里」駅からは約2000m(徒歩28分、自転車10分)です。また、「三里」駅からは登下校時に本校の校門前まで三岐バスが運行されています。

三重県の高等学校案内「高校QandAコーナー」にもいなべ総合学園高校の情報があります。

特色ある授業

いなべ総合学園高校の選択講座は進学対応・就職対応を含めて約180あり、中には本校でしか学べない講座もあります。そのなかの一部を紹介します。

人文社会国際系列

2年 実用英会話A

2年 世界史探求①

3年 英語読解B

3年 小論文演習A

3年 日本史研究

自然科学系列

2年 数学Ⅱ①②

2年 測量

3年 生活科学実験

3年 農業と環境

芸術文化系列

2年 セラミック技術A

2年 セラミック技術B

2年 ペン習字

3年 応用書道

3年 器楽B

生活環境系列

2年 ファッション造形基礎

2年 生活支援技術

2年 製菓

3年 手話

3年 食文化

3年 点字

3年 フードデザイン

スポーツ科学系列

2年 レクリエーション

2年 基礎トレーニング

3年 スポーツⅡE

3年 スポーツⅤ

情報ビジネス系列

2年 コンピューター利用A

2年 情報システムのプログラミングA

2年 簿記①②③

3年 情報Ⅱ

社会人講師

教員(教諭・常勤講師・非常勤講師)以外に、校外から様々な分野の専門家を招き、授業などがさらに充実したものとなるよう努めています。平成23年度に社会人講師を招いて実施している授業等は、下記のとおりです。
講座 回数 内容
器楽 通年 ピアノ奏者による実技指導
製図 通年 製図専門家による実技指導
映像メディア表現 通年 グラフィックデザイン専門家による実技指導
陶芸デザインⅠ 通年 陶芸家による実技指導
陶芸デザインⅡ 通年 陶芸家による実技指導
体育Ⅰ(選択:ダンス) 通年 ダンス専門家による実技指導
ゴルフⅡ 通年 ゴルフ専門家による実技指導
着付け 通年 着付け専門家の実技指導
点字・手話 年間6回 手話通訳者による実技指導
産業社会と人間 年間1回 スタイリングセミナー
産業社会と人間 年間1回 卒業生による講演
産業社会と人間 年間5回 社会人講演
IVYタイム(総合学習) 年間1回 大学教授による出前講義
IVYタイム(総合学習) 年間1回 文章力養成講座
IVYタイム(総合学習) 年間1回 プレゼンテーション能力養成講座
製菓 通年 製菓専門家による実技指導
プログラミング 通年 情報処理専門家による実技指導
マルチメディア表現 通年 情報処理専門家による実技指導

キャリア学習
原則履修科目・総合的な学習の時間

大きく変化する現代社会の実情を知り、その中で各自の生き方を確立するため、1年次に総合学科の原則履修科目「産業社会と人間」を、2年次に「IVY(アイビー)タイム (総合的な学習の時間)」を、3年次に「課題研究」を実施しています。

1年次 産業社会と人間

4つの目標「自分を知る」「社会を知る」「社会の中で自分の生き方を考える」「コミュニケーション能力を高める」に向かって、様々な取り組みを行っています。

学校企業見学

「私は○○になりたい」クラス発表

いなべ市と連携

2年次 総合的な学習の時間(IVYタイムⅠ)

1年次「産業社会と人間」の学習を踏まえ、さらに発展させた授業です。2つの目標「自分の生き方を定め、実現に必要な力を身につける」「プレゼンテーション能力を高める」に向かって、進路学習、探究学習を行っています。

進路別ガイダンス

体験研究クラス発表

つたわかば祭展示

3年次 総合的な学習の時間(IVYタイムⅡ)

「学校設定」または「自主設定」のどちらかのテーマを選びます。「自主設定」では、高校3年間の探究活動の総まとめとしての学習成果発表会にむけて、プレゼンテーション能力や課題解決能力を高めていきます。

自主設定テーマつたわかば祭展示

自主設定テーマつたわかば祭展示

講座代表者発表会

アクセスマップ

各種資格・検定試験

今年も、多くのいなべ総合学園生が資格検定試験にチャレンジし、自分を伸ばそうとしています。

日本語漢字能力検定 日本漢字能力検定協会
実用数学技能検定 日本数学検定協会
色彩検定 色彩検定協会
硬筆書写技能検定 日本書写技能検定協会
毛筆書写技能検定 日本書写技能検定協会
実用英語技能検定 日本英語検定協会
家庭科食物調理技術検定 全国高等学校家庭科教育振興会
簿記検定 日本商工会議所
簿記実務検定 全国商業高等学校協会
情報処理検定 全国商業高等学校協会
珠算・電卓実務検定 全国商業高等学校協会
日本語ワープロ検定 日本情報処理検定協会
測量士補 国土交通省
介護職員初任者研修 厚生労働省会