令和8年度 始業式 「校長講話」より (R8.4.8

2・3年次生のみなさん。

先ほどの着任式では、着任者の代表として、本校での意気込みを、みなさんにお話ししました。

今からの始業式では、新しく赴任した校長として、新しい学校生活を始めるみなさんに、

「目的と目標」そして、「行動と成長」というテーマで、お話しします。

 

つい今しがた、新しく赴任された先生方をお迎えしました。

そして、午後からは、新入生を迎え入れて、新しい年度の学校生活が、始まります。

そういう意味では、本日は、本校にとっての「元日」とも言える一日です。

 

「一年の計は元旦にあり」

~物事は最初が肝心であり、初めに目標を定め、計画を立て、行動することで、その一年が大きく左右される~

という教えです。

 

では、その“目標”は、どのように立てればよいのでしょうか。

それは、できるだけ具体的な数字で設定することです。

たとえば部活動で言えば、「次の大会でベスト8に入る」とか、「毎日100本シュート練習をする」といったように、具体的な数字で表すことで、達成したかどうかが明確になります。

ただし、

現実とかけ離れて、あまりにも高すぎる“目標”は、途中での「あきらめ」につながりますし、逆に、簡単すぎる“目標”では、成長にはつながりません。

ですので、“ちょうどよい目標”を立てることが大事になります。

でも、その“目標”を立てるときに、さらに重要になってくるのが、「何のためにその“目標”を立てるのか」という「問い」です。

 

たとえば、

「大会で勝ちたい」という“目標”を立てたとして、では、なぜ勝ちたいのか?

「チームで努力してきた成果を発揮したいから」なのか、

「自分の力を試したいから」なのか、

「仲間と達成感を味わいたいから」なのか。

この「何のために」という部分、これが“目的”です。

そして、その“目的”を実現するために設定する具体的な到達点、これが“目標”です。

 

つまり、

“目的”と“目標”は同じように思えて、実は違うものなのです。

 

“目的”がはっきりしていれば、“目標”もぶれにくくなり、より実効性の高い「計画」を立てることができます。

そして、「計画」を立てたら、あとは「行動」です。

どれだけ素晴らしい“目標”や「計画」を立てても、「行動」しなければ、何も変わりません。

「行動なくして成長なし」です。

 

とは言っても、うまくいくときばかりではないと思います。結果が出ない、努力しているのに報われない、そういう場面に、必ず突き当ります。

“目標”を下げたくなるかもしれない。

しかし、こういうときにこそ、

「自分は、何のために、この“目標”を立てたのか」

その“目的”を思い出してほしいのです。

“目的”がはっきりしていれば、簡単にあきらめたり、“目標”を下げたりするのではなく、むしろ、「どうすれば達成できるか」と考え、工夫しながら、「行動」し続けられるようになるものです。

 

まとめます。

「明確な“目的”を持つこと」

「その“目的”に基づいて、具体的な“目標”を立てること。そして、それを計画的に実行すること」

この積み重ねの中にこそ、みなさん一人ひとりの成長への道があります。

 

2年次生のみなさん。

いなべ総合学園での生活にも、すっかり慣れたことと思います。

その分、たとえば、部活動や学校行事などのさまざまな場面で、活躍できることと思います。

そうした経験を積み重ねつつ、卒業後の進路をどうするのか、少しでもはっきりさせられるよう意識しながら、日々の学校生活を過ごしてほしいと思います。

 

3年次生のみなさん。

いよいよ、みなさんは、最終学年となりました。

希望する進路を決定し、実現に向けて残された時間は、もうそんなに残されてはいません。就職希望の人は、7月には求人票が届き、9月には入社試験が始まります。半年もありません。大学、短大、専門学校への進学希望の人も、秋には入学試験が本格化します。

一日一日が大事です。毎日の学園生活を大切に過ごしてください。

 

時間は無限ではありません。有限です。人生も有限です。

そして、みなさんにとっても、私にとっても、この、いなべ総合学園で過ごす日々は二度と戻ってきません。一度しかないのです。

明日の時間を、今、先に使うことはできないし、

昨日の時間を、今、取り戻すこともできません。

 

だからこそ、みなさん、

「自分は将来何をしたいのか」、「どういう人生を送りたいのか」、

自分に問いかけ、そのうえで“目標”を打ち立て、その“目標”を実現するための「計画」を立て、その「計画」に則って、日々、行動する。

「行動なくして成長なし」です。

 

今日という「はじまりの日」に、ぜひ、自分自身の“目的”と“目標”を見つめ直し、

新しい一年の一歩を踏み出してください。