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 「四日市の街づくりを考える会(YTT)」との探究学習 第2回 

 10月24日(土)、本校図書館において第2回目の「四日市の街づくり」を考える探究学習を行いました。今回はYTTメンバー2名と本校1〜2年生15名が参加し、未来(2040年)の四日市市について話し合いました。最初にパワーポイントを使って前回の街づくりで大切な視点(景観・公共交通機関・地政・文化)などについて振り返りました。その後、生徒はMaaSを念頭に街づくりとインフラストラクチャーの関連性や20年後(2040年)の四日市市がどんな街になっていたら良いか、3班に分かれて話し合い、それをホワイトボードにまとめ発表しました。

  

 今回のグループワークは、生徒がファシリテーターとなり、さまざまな視点から意見が出されました。あるグループからは、福祉の視点で自動車がなくても生活できる街づくりが重要で、そのために公共交通機関を充実させることが必要であるとの意見が出されました。また、高齢者や外国人を大切にする街づくりであってほしいとの意見も出ました。発表後、YTTのメンバーからいくつもの質問があり、生徒はその質問に一つ一つ丁寧に返答していました。後半は「未来(2040年)の四日市市をどんな街にしたいのか、その街を実現するにはどうすれば良いのか」について話し合いました。ある班から、だれもが安全・安心して暮らせる街づくりが一番で、街の至る所に自動翻訳機があり移動には空飛ぶ車、運搬にはドローンを活用するなどの意見が出されました。また、そのような街を実現するには教育改革を行いハイテクに対応できる人材を育成することが必須であると訴えていました。

  

 このように、生徒はYTTとの2回の探究学習を通して、「『街づくり』は現在だけでなく、むしろ未来を考えること。」「他人事ではなく、自分たちが取り組むこと。」「さまざまな考えや意見に共感し、新しいものを創造すること。」等に気づき、「これから『皆が住みやすい街づくり』をデザインし、行政へ発信していきたい。」とまとめていました。20年後の四日市市が楽しみになってきました!
 ※MaaSとはMobility as a Serviceの略語で、いろいろな種類の交通サービスをICTで繋ぎ、需要に応じて一つの移動サービスに統合する次世代の概念です。

 

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