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 「四日市の街づくりを考える会(YTT)」との探究学習 第1回 

 7月11日(土)、本校図書館において第1回目の「四日市の街づくり」について考える探究学習を行いました。今年はコロナウイルス禍のため、図書館とオンラインによるハイブリット型学習となりました。この探究学習では、生徒が公共交通機関の視点から「四日市の街づくり」を考え、街の現状把握、課題の洗い出し、解決方法について意見交換をしました。生徒は授業であまり触れることがない正解のない課題と対峙し、本気で向き合い図書館で参加している生徒は、自分の意見をホワイトボードに、オンラインの生徒はチャットを使って意見を発信しました。また、真剣に地域と関わり地域のために活動するYTTのスタッフは、生徒への適切なアドバイスや専門的な内容をわかりやすく説明し、難しい内容もありましたが、生徒は最後まであきらめず課題へ取り組むことができました。

  

 前半はYTT所属の宗像さんと堀後さんから「四日市の交通と街づくり」を考える上での基礎的な知識となる四日市の地勢・歴史・文化・交通などについて講義を受け、「公共交通」の視点から街づくりを考える大切さを学んでいました。講師から「街づくりとは何をすることだと思うか?」という問いに図書館で参加している生徒からは「暮らしやすい街づくりを目指すこと」、オンラインで参加している生徒からは「将来の街を創造すること」などいろいろな意見が出されました。また、「四日市の文化とは何?」という問いには、郷土の文化である「万古焼き」や歴史のある「四日市工業地帯」などが出され、日頃あまり考えたことがない郷土について深く考えることができました。

  

 後半はグループワークや発表を行う予定でしたが、コロナ禍や学習形態の面から内容を変更し、講師の発問から生徒が深く考え、自分の意見をまとめて、ボードで発信する内容となりました。生徒は「街づくり」とは‘現在’だけでなく、むしろ‘未来’を考えることに気づき、景観や税金の使い方にも関わることなど新しい発見がいくつかあったようでした。最後に、ボードに書かれた感想をみんなで共有し、後日web上のクラスルームでリフレクションを行います。

  

 次回は10月、図書館で「今後のよりよい四日市の交通と街づくり」について四日市市へ提言できるようまとめる予定です。

 

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