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『四日市の街づくりを考える会(YTT)』との学習交流会   
第2回ワークショップ(於:本校図書館) 

 本校の探求型活動の一環として、四日市の街づくりについて考えるワークショップの第二回目が、引き続きNPO法人「四日市の街づくりを考える会(YTT)」とのコラボ企画で開催されました。第2回となる今回は、生徒は「2040年の四日市市はこんな街になっていてほしい!」をテーマに、2040年の市内の交通網をグループで考え、模造紙を用いたプレゼンテーションを成功させることを目指します。

  

 最初に、生徒は2040年の街を考える上での観点について講義を受けました。講義では、「自分たちは2040年どのような生活を送りたいのか」「少子高齢化がさらに進行する未来を見据えた街の在り方とは」「AIやドローンの進化をどのように活用するのか」など、2040年の街づくりを考える上での観点を学びました。その後、グループで各自が事前課題として取り組んできたワークシートを基に2040年の街のイメージを「○○な街!」という形で表現し、そのために必要な交通網について意見をまとめました。グループ内では「ストレスフリーな街!」、「誰もが簡単に移動できる街!」などといった案が挙がり、また、そのために必要な交通網については「四日市市とセントレアを結ぶ橋を架ける」などユニークな案も登場しました。活動二日目となった今回は前回よりも活発な意見交流ができ、一人一人のコミュニケーション能力をより向上させることができました。

  

 交流後は模造紙に自分たちのグループが描く街の様子と、その街の実現に必要な交通網をまとめ、プレゼンに向けての話し合いを行いました。プレゼンの際は、何をどのような順番で紹介すると分かりやすいか、説得力が出るのかという発表方法にも工夫を凝らしました。また、今回プレゼンでは一人一回は発言しようという条件を新たに設けることで、一人一人のプレゼンテーション能力も向上させることができました。

  

 今回の2回の活動を通して、生徒は街づくりの問題といった、正解のない問題に対峙し、多様なものの見方、考え方を学ぶと同時に、グループで活動することにより、今後の日本を生きる上でますます需要が高まるとされる「課題発見・解決能力」「コミュニケーション能力」を養うことができました。さらに、グループで協力する際は決して人任せにするのではなく、「自分はどうしたいのか」を明確にし、その意思に基づく行動を積極的に実践することが大切であることも体験的に学ぶことができ、大変実りある活動になりました。

 

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